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クワエダシャク

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百科事典マイペディアの解説

クワエダシャク

鱗翅(りんし)目シャクガ科の1種。開張45mm内外,褐色地に暗褐色の細線がある。日本全土,朝鮮,中国,台湾,インドに分布。幼虫はクワの葉を食べる害虫,シャクトリムシの1種で,体を伸ばして静止すると小枝そっくりになる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クワエダシャク
くわえだしゃく / 桑枝尺蛾
[学]Menophra atrilineata

昆虫綱鱗翅(りんし)目シャクガ科に属するガ。はねの開張40~60ミリメートル。はねは茶褐色、前翅には2本、後翅には1本の黒線があり、前翅では強く折れ曲がる。北海道から奄美(あまみ)大島まで全国的にごく普通にみられ、よく灯火に飛来する。外国では朝鮮半島、台湾、中国大陸などに分布する。幼虫はクワの害虫としてよく知られ、年2回の発生で幼虫態で落葉の中などで越冬する。早春からクワの幼芽の中に頭を突っ込んで内部を食害する。大きくなると体長70ミリメートルぐらいになり、枯れ枝とそっくりの姿で、昼間はクワの枝に一直線になって静止している。昔、クワ畑に作業に出た農民が枝と見誤って土瓶を吊(つ)るし、落として割ったという俗説から、ドビンワリ(土瓶割)という名も使われた。[井上 寛]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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