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グレープフルーツ Citrus paradisi; grapefruit

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

グレープフルーツ
Citrus paradisi; grapefruit

ミカン科の常緑高木で,園芸的に改良された種類といわれ,ザボンに近い種類である。果実多汁でやや酸味が強く,生食,またはジュースに加工する。アメリカのフロリダカリフォルニア中近東などで大規模に栽培されている。

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百科事典マイペディアの解説

グレープフルーツ

西インド諸島原産のミカン科の高木。米国では夏の果物として賞味されるが,日本では降雨が多く,病気が出て作りにくい。ブドウのように1枝に多数の果実が群がってつくのでこの名がある。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

栄養・生化学辞典の解説

グレープフルーツ

 [Citrus paradisi].ムクロジ目ミカン科ミカン属の柑橘類,ザボンの一種.

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食の医学館の解説

グレープフルーツ

《栄養と働き》


 西インド諸島を原産地とするグレープフルーツは、アメリカでさかんに栽培され、日本にも年間約25万tが輸入されています。
 れっきとした柑橘類(かんきつるい)ですが、ブドウのように房状になることから、グレープの名がつきました。白肉と赤肉があり、赤肉の色素はカロテンの一種のリコピンです。
○栄養成分としての働き
 グレープフルーツは温州(うんしゅう)ミカンの約5倍の重量があるだけに、含まれるビタミンCは豊富で、1個を食べれば1日の必要量の8割が摂取できるほど。さらにビタミンCの吸収をよくするフラボノイド、クエン酸も多く、疲労回復や食欲増進、かぜの予防に役立ちます。ストレスに対抗する働きがあるビタミンCに加え、皮に含まれるリモネンなどの精油成分が気分を爽快にし、ストレス解消にも有効です。
 独特のにがみはナリンジンによるものですが、クエン酸やペクチンとの相乗作用により、健胃にも効果が期待されます。糖質が少ないのも特徴で、ダイエット中のビタミンC補給源として最適です。
〈血中コレステロール値を下げ、動脈硬化の改善に一役買うことが判明〉
 アメリカでの研究により、グレープフルーツは血中コレステロール値を大幅に下げることが判明しています。これはペクチン中に含まれる固有の多糖体によるものと考えられています。さらにグレープフルーツに含まれている有機酸が、悪玉コレステロールと化学的な相互作用を起こし、コレステロール沈着物をある程度取り除くのでは、とも推測されています。
 つまり動脈硬化を改善し、心臓発作などを起きにくくするのです。
○漢方的な働き
 ドロドロに煮て食べると、たんのからみがとれます。そのほか消化を助ける、口の中をさっぱりさせるなどの薬効があるとされています。
○注意すべきこと
 降圧剤などでカルシウム拮抗剤(きっこうざい)を服用している人には、グレープフルーツは禁物です。
 というのも、合わせて摂取すると、薬が効きすぎて血圧を下げすぎてしまい、めまいや起立性低血圧を起こす危険があるからです。これはジュースでも同様です。

《調理のポイント》


 そのまま食べるほか、サラダやゼリー、皮のシロップ煮などに利用します。皮を利用する場合は、塩でよくこすってから水洗いし、表面のワックスを十分に落とします。
 選ぶポイントは皮に張りがあって、ずっしりと重いものを。腐りやすいので、冬は室温でも大丈夫ですが、夏は冷蔵庫で保存します。

出典 小学館食の医学館について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

グレープフルーツ【grapefruit】

ミカン科の常緑高木。多汁でやや酸味の強い,大きさがナツミカン程度のかんきつ。さわやかな苦みがある。名は香りがブドウに似るということもあるが,多数の果実が房状に結実することに由来する。大木になりやすく,枝はやや下垂する。白色5弁の花が5月上・中旬に房状に咲き,果実も房状に鈴なりしやすい。果皮は黄色のものが多いが紅をさす品種もある。やや厚くむきにくい。果肉は柔軟多汁。肉色は品種により異なり,黄色から薄い紅色まで変異する。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

グレープフルーツ【grapefruit】

ミカン科の常緑小高木。ザボンに近縁。果実はナツミカンほどで、ブドウのように房状に実る。果肉は軟らかく多汁。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

グレープフルーツ
ぐれーぷふるーつ
grapefruit
[学]Citrus paradisi Macf.

ミカン科の常緑小高木ないし中高木。小枝に3、4個から10余個の果実が房状でブドウのようにつくため、この名が出た。別名はポメロpomelo、ブラジルで多く用いる。1750年ころにバルバドス島で発見され、ブンタンの実生(みしょう)と考えられている。葉は大きく、広い翼葉がある。花は白色で小形、果実は扁球(へんきゅう)形で200~600グラム、果皮は滑らかで心皮は薄い。果肉は柔軟で多汁、淡い苦味と風味があり、暖地産は甘い。19世紀初期に種子でアメリカのフロリダ地方に持ち込まれ、その後カリフォルニア、テキサスなどに広まる一方、世界の諸方に伝わった。世界の柑橘(かんきつ)産業のなかでは、オレンジ、ミカン、レモン・ライム類に次いで4位を占め、生産量は449.7万トンに達している(2009)。主産国はアメリカ、中国、南アフリカ、イスラエル、トルコなどとなっている(2009)。日本には1915年(大正4)にアメリカから入ったが、冬季低温による落果と夏季の高温多湿による「かいよう病」などのため普及しなかった。日本の輸入量(2005)は、20.6万トン、約213億円である。
 枝がわりや珠心胚(はい)から発芽する実生変異個体が多い。品種には、果皮が淡黄色から灰緑色のマーシュシードレス、ダンカン、メイ、トライアンフ、淡紫紅色から紅色のピンクマーシュ、ルビーなどがある。ジュースに使用するほか、生食用とする。果実を二つ割りにし、果皮面と果肉部および各袋の中央部を切り離し、そのままか、好みに応じて砂糖、ウイスキーなどを加えてスプーンで食べる。本種とタンジェリンとの雑種をタンジェロとよび、カラ、セミノールなどよい品種が多い。[飯塚宗夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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