ゲリラ戦(読み)ゲリラせん

精選版 日本国語大辞典 「ゲリラ戦」の意味・読み・例文・類語

ゲリラ‐せん【ゲリラ戦】

  1. 〘 名詞 〙 小部隊で敵のすきをうかがい、小戦闘や奇襲をくり返して、敵をかき乱す戦法。遊撃戦法。ゲリラ。〔国民百科新語辞典(1934)〕

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世界大百科事典(旧版)内のゲリラ戦の言及

【ゲリラ】より

… 帝国主義の時代に入り,ゲリラの戦略・戦術はさらに発展する。ボーア戦争(1899‐1902)でボーア人がゲリラ戦でイギリス軍に対抗したことは知られているが,第1次大戦からロシア革命にいたる時期には,アラブの民族主義ゲリラを組織しトルコ軍と対峙してイギリス軍を助けたT.E.ロレンス(《知恵の七柱》にその経験を概括),および都市労働者やインテリゲンチャを組織してプロレタリア革命におけるパルチザン戦法を生みだしたレーニン(《プロレタリア革命の軍事綱領》など)が登場し,ゲリラの戦略・戦術が体系化される。こうした経験をへて,第2次大戦においては抗独レジスタンス運動(フランスにおけるマキなど),抗日戦争などでゲリラ戦が広範に展開された。…

【スペイン独立戦争】より

…ナポレオンの侵略に反対するスペインの戦争(1808‐14)。フランス軍が1808年3月マドリードに接近し,無能なスペイン王カルロス4世と王妃マリア・ルイサおよび大臣のM.ゴドイの政治に対する国内の不満が,3月17日のアランフエス暴動に引き続いて5月2日のマドリード民衆の蜂起を生んだ。この蜂起は,すぐにスペイン全土に広がった。バイレンの戦(1808年7月)のスペイン側の勝利は,ナポレオンの兄でスペイン王のホセ1世のマドリード撤退を余儀なくした。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」