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コクヌストモドキ コクヌストモドキTribolium castaneum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コクヌストモドキ
Tribolium castaneum

鞘翅目ゴミムシダマシ科の昆虫体長3~4mm。体は赤褐色で細長く,光沢は弱い。頭部は小さく,両側前方で広がり,眼の前半部を上下に分ける。触角は先端3節が強く広がる。前胸は上翅と同幅で,前方へ丸みを帯びてせばまる。上翅は長く,両側はほぼ平行し,翅表に細かい点刻列をもつ。貯蔵穀物の害虫として有名。本州,四国,九州に産し,世界各地に広く分布する。

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世界大百科事典 第2版の解説

コクヌストモドキ【Tribolium castaneum】

甲虫目ゴミムシダマシ科に属し,穀粉類の大害虫(イラスト)。旧ソ連などの寒冷地を除いて世界に広く分布する。ヒラタコクヌストモドキT.confusumとともにflour beetleと呼ばれ,小麦粉,ふすま,米ぬかなど主として穀粉類を食害するが,ビスケットやパンなどの加工食品が被害をうけることもある。日本では北海道を除く各地の製粉工場,飼料工場に多く見られる。成虫は体長3~4mmでやや平たく,赤褐色。触角は先の3節が幅広い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

コクヌストモドキ
こくぬすともどき / 擬穀盗人
[学]Tribolium castaneum

昆虫綱甲虫目ゴミムシダマシ科に属する昆虫。世界中に分布し、貯蔵穀類、とくに穀粉を食害する害虫。体長3~4ミリメートル。細長く平たい赤褐色の甲虫。光沢は鈍い。体側は平行し、上ばねの両側には細い隆起線がある。小麦粉に多く、幼虫は淡黄色で細長い円筒形、尾端に1対の突起がある。近縁のヒラタコクヌストモドキT. confusumとは、触角の先端3節が前の節より明らかに幅広いので区別できる。[中根猛彦]

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