コットブス(読み)こっとぶす(英語表記)Cottbus

デジタル大辞泉 「コットブス」の意味・読み・例文・類語

コットブス(Cottbus)

ドイツ東部、ブランデンブルク州都市。シュプレー川沿いに位置し、ポーランドとの国境近い。古くから羊毛が生産され、織物業で栄えた。鉄道交通要地となり、工業都市として発展少数民族であるソルブ人が多く居住することで知られる。ブランデンブルク工科大学が所在コトブス

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「コットブス」の意味・わかりやすい解説

コットブス
こっとぶす
Cottbus

ドイツ東部、ブランデンブルク州の工業都市。1949~90年は旧東ドイツに属した。シュプレー川左岸の標高72メートルにあり、人口10万8500(2000)。織物じゅうたん、鉄道車両、食品、電気、機械の各工業が行われる。1156年に記録に現れ、13世紀初めに特許状を得、1445年にはブランデンブルク公領の一部となった。14、15世紀の教会や、かつての要塞(ようさい)跡のシュプレンベルク塔などが残る。

 1953~90年にあったコットブス県は、ブランデンブルク公領がほぼ3分割されて成立した。世界最大の西エルベ褐炭田があったため、県都の南南西約30キロメートルに、シュプレンベルク、ホイヤースベルダ、ゼンフテンベルクの3都市を結ぶモレーン氷堆石(ひょうたいせき))の丘陵地に褐炭コンビナート「シュワルツ・プンペ」が形成されていた。

[佐々木博]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コットブス」の意味・わかりやすい解説

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