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コマチアイト コマチアイト komatiite

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デジタル大辞泉の解説

コマチアイト(komatiite)

先カンブリア時代の緑色岩帯に産出する火山岩の一種。表面・内部に樹枝や植物の葉のような模様が見られる超苦鉄質(ちょうくてつしつ)の岩石で、酸化マグネシウムを多く含む。現在よりも高温のマントルから発生したマグマが固まってできたと考えられている。

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岩石学辞典の解説

コマチアイト

超マフィック質の火山岩枕状熔岩あるいは塊状の熔岩として産出する.18%以上のMgOを含んでいる.この岩石は長石を欠いており,Mg-橄欖(かんらん)石と単斜輝石の結晶に富み,これらは再結晶化したガラス中に包まれている.一般に橄欖石は完全に蛇紋石化している.特徴的なスピニフェックス(spinifex)組織を示すのが普通である.スピニフェックス組織とは,長く伸びた橄欖石と輝石の結晶が平行で放射状に配列した組織をいう.この組織は超マフィック質のマグマからの急速な結晶作用を示すと考えられている[Viljoen & Viljoen : 1969].南アフリカ,トランスヴァールのコマチ(Komati)川に因む.

出典|朝倉書店
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世界大百科事典 第2版の解説

コマチアイト【komatiite】

超塩基性噴出岩の一種。カンラン石がスピニフェクス組織(スピニフェクスspinifexとはオーストラリア産の鋭い葉をもつ草)を示すのが特徴。南アフリカ共和国のバーバトン山地の始生代の岩層から最初に発見され,同山地南部を流れるコマティ川にちなんでこの名称がつけられた。典型的なものはMgOを20%以上含有する。石基自体が超塩基性の組成を有し,超塩基性マグマが噴出して生成したものと考えられる。南アフリカ共和国のほか,ジンバブウェ,オーストラリア,カナダなどの始生代岩層中に見いだされており,枕状溶岩として産することもある。

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世界大百科事典内のコマチアイトの言及

【超マフィック岩】より

…しかし例外もあり,パイロクシナイトや多くのエクロジャイトなどは超マフィックであるが,SiO2が45重量%以上で超塩基性ではない。おもなものは,カンラン岩,パイロクシナイト,コートランダイト,エクロジャイト,キンバーライト,コマチアイトなどで,カンラン岩とパイロクシナイトは,カンラン石と斜方輝石と単斜輝石の量比により,図のように分類されている。カンラン岩が変質してできた蛇紋岩も超マフィック岩に含まれる。…

※「コマチアイト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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