コルチュラ島(読み)コルチュラトウ

デジタル大辞泉 「コルチュラ島」の意味・読み・例文・類語

コルチュラ‐とう〔‐タウ〕【コルチュラ島】

Korčula》クロアチア南部、アドリア海に浮かぶ島。東西に約50キロメートルと細長い。主な町は東端コルチュラとベラルカ。コルチュラの対岸にあるペリェシャツ半島の町オレビッチフェリーで結ばれる。ワイン用のブドウオリーブ生産が盛ん。避寒地、海岸保養地として知られる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コルチュラ島」の意味・わかりやすい解説

コルチュラ島
コルチュラとう
Otok Korčula

クロアチア南部,アドリア海のほぼ中部,ダルマチア海岸にある島。ペリェシャツ半島の西約 3kmに位置する。地中海の温和な気候に恵まれ,保養地として有名。島民はおもに農業,漁業に従事し,ブドウ,オリーブが栽培され,大理石が採掘される。行政の中心地は島の東端近くの岬にあるコルチュラ。ギリシア,ローマ以来の島の歴史は複雑で,近世になってからもしばしば支配者が交代した。第1次世界大戦後はユーゴスラビア領となり,91年よりクロアチア領。 13世紀の聖堂などが残っている。マルコ・ポーロの生地。面積 276km2。人口1万 9582 (1991推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「コルチュラ島」の意味・わかりやすい解説

コルチュラ島
こるちゅらとう
Korčula

クロアチア西部のアドリア海岸に散在する大小725の島々のうち、南寄りに位置する島。面積272.6平方キロメートルで、島々のうち第6位。人口1万7038(1991)。東西に細長く、最高点568メートル。中心都市は東端のコルチュラ(人口5889。2001)。温和な気候で、ブドウ、オリーブその他の果樹栽培で知られ、冬季の保養地である。紀元前4世紀にはギリシア人植民地となった。

[三井嘉都夫]

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