病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「コルヒチン製剤」の解説
コルヒチン製剤
コルヒチン(高田製薬)
イヌサフランの種子・球根から抽出された薬で、古くから
発作を予感したときにすぐに服用すると、発作を完全に予防できますが、いったん発作がおこってから服用したのでは、あまり効果はありません。
そのほか、遺伝病のひとつで、くり返す発熱や痛み・炎症などを伴う家族性地中海熱の治療にも用いられます。
①過敏症状(
②吐き気・
③脱毛、肝・腎機能異常、乏尿、血尿などがおこることがあるので、副作用出現の有無を調べるためにも、指示された検査は必ず受けてください。
①錠剤です。1日の使用回数と使用時間・1回の使用量については医師の指示を守り、かってに中止、増量・減量しないでください。
②持病・アレルギーや現在使用中の薬の有無を医師に報告してください。妊婦、現在妊娠している可能性のある人は、この薬を使えません。ただし、家族性地中海熱の治療のためには、使用される場合もあります。
③この薬を服用中に、ほかの薬を使用する必要が生じたときは、医師に相談してください。肝臓・腎臓に障害のある人で、肝代謝酵素CYP3A4をつよく阻害する薬(クラリスロマイシン製剤、イトラコナゾール製剤など)やP糖蛋白を阻害する薬(シクロスポリン製剤)を使用中の人は、この薬を使えません。また、肝代謝酵素CYP3A4を中程度に阻害する薬(フルコナゾール製剤、エリスロマイシン製剤など)を使用中の人は、この薬を使用できないことがあります。
また、薬の作用がつよくなるため、グレープフルーツジュースとの同時服用は避けてください。
出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報