サウスシェトランド諸島(読み)サウスシェトランドショトウ

デジタル大辞泉 「サウスシェトランド諸島」の意味・読み・例文・類語

サウスシェトランド‐しょとう〔‐シヨタウ〕【サウスシェトランド諸島】

South Shetland Islands南極大陸南極半島北方、南大西洋のドレーク海峡に浮かぶ諸島。南緯61~64度、西経53~63度の約500キロメートルにわたり、キングジョージ島リビングストン島グリニッジ島エレファント島ディセプション島をはじめ20以上の火山性島々が点在する。1819年に英国のウィリアムスミスにより発見された。英国とアルゼンチン領有主張しているが、南極条約により凍結夏季に観光クルーズ船が就航する。

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精選版 日本国語大辞典 「サウスシェトランド諸島」の意味・読み・例文・類語

サウスシェトランド‐しょとう‥ショタウ【サウスシェトランド諸島】

  1. ( サウスシェトランドはSouth Shetland ) 南大西洋の南西部、南極大陸パーマー半島の沖合にある、火山性の島々。一八一九年イギリス人ウイリアム=スミスが発見。イギリス領であるが、アルゼンチン、チリも領有を主張。キングジョージ島とグリニジ島に三か国の観測基地がある。

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改訂新版 世界大百科事典 「サウスシェトランド諸島」の意味・わかりやすい解説

サウス・シェトランド[諸島]
South Shetland Islands

南極,南極半島北方沖にあるイギリス領の火山性列島。面積約4700km2。ブランスフィールド海峡とドレーク海峡の間,南緯62°,西経60°付近に位置し,キング・ジョージ島,リビングストン島を中心に11の島々が東西に広がる。年中氷雪におおわれるので無人であるが,1906-31年には捕鯨とアザラシ猟の基地となった。またディセプション島には観測基地が建設されたが,火山爆発のため67年に放棄された。1819年イギリス商船船長W.スミスが発見,1962年までフォークランド諸島に付属し,現在はイギリス領南極地方を構成する。アルゼンチンやチリが領有を主張。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「サウスシェトランド諸島」の意味・わかりやすい解説

サウス・シェトランド諸島
さうすしぇとらんどしょとう
South Shetland Islands

南大西洋のドレーク海峡中にある島々。亜南極にあり、南緯62度、西経58度付近を中心として、西南西から東北東にかけて、約500キロメートルにわたる20以上の火山性の島からなる。総面積約4700平方キロメートル。1819年2月、イギリスのウィリアム・スミスによって発見された。イギリス、アルゼンチン、チリが主権を主張しており、キング・ジョージ島とグリニジ島に3か国の4観測基地が置かれている。

[楠 宏]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サウスシェトランド諸島」の意味・わかりやすい解説

サウスシェトランド諸島
サウスシェトランドしょとう
South Shetland Islands

南極大陸,南極半島先端の沖合いにある火山性の島群。クラレンス,キングジョージ,リビングストン,スミス,デセプションなどの島々から成る。総面積約 4600km2。 1819年イギリスの W.スミスによって発見された。接近が比較的容易で,アルゼンチン,チリ,イギリスなどの多くの南極観測基地がある。

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