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サポテコ

百科事典マイペディアの解説

サポテコ

メキシコ南部,オアハカ地方を中心に居住するアメリカ・インディアン。先史時代の前8世紀ごろから14―15世紀までメキシコ中央高原とマヤ地域の中間のモンテアルバン,ミトラ,ヤグールなどに神殿や祭壇を築き,独特の暦法,土器,土偶,玉製品など高度の文明を発達させた。
→関連項目オアハカ

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世界大百科事典 第2版の解説

サポテコ【Zapoteco】

メキシコのオアハカ州に集中して住むインディオ集団。人口48万。スペイン人の征服前には高度の文化を発達させ,モンテ・アルバンは代表的遺跡であり,ダンサンテの石彫の層にはオルメカとマヤの影響がみられる。すでに前2世紀には高度の農業技術を発達させ,貴族と司祭を上にいただく階層社会が成立していた。紀元前後にはテオティワカン文化の影響もなくなり,サポテコ独自の文化が成立し,死者崇拝が盛んで墳墓と埋葬用の壺が発達し被征服期にまでいたっていた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サポテコ
さぽてこ
Zapoteco

メキシコ南部、オアハカ州中東部を中心に居住する民族集団。オト・マンゲ語群サポテコ語族の諸方言を話すが、現在は共通語としてのスペイン語の使用頻度も高い。人口は約23万(1970)。紀元前後にオアハカ盆地に定着し、モンテ・アルバンを中心にして古典期文化(サポテカ文化)を開花させた。その後、ミステカ人、アステカ人の侵入を受け、16世紀以後はスペイン植民地体制に組み込まれた。
 現在、オアハカ盆地とそれを挟む南北山地と、東部のテワンテペック地峡部に大別され、トウモロコシ、豆類を中心とする農業のほか、山間部ではコーヒー、地峡部では漁業も重要である。こうした生業の地域差に応じ独自の市場システムが発達している。毎年、オアハカ市で開催される「ゲラゲッツァ」の祭りでは、各地方の民族衣装による伝統舞踊が演じられる。
 なお、19世紀にメキシコで自由主義改革を実施したベニト・フアレス大統領はこの民族の出身である。[石井 紀]

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世界大百科事典内のサポテコの言及

【アメリカ・インディアン】より

…中央高原ではテオティワカンのあと,トゥーラを中心としたトルテカ文化,そのあとの混乱から生まれて諸民族の平定を図ったアステカ文化など,支配民族とその王国の交替がはげしかった。今日,高原では,オトミタラスコサポテコ,ミヘなどインディオが存続するが,スペイン人との混血が多い。南部では,チアパスやユカタン地方,グアテマラ高地のマヤ系諸民族が,小さな地方的まとまりを固くして,伝統的文化を残している。…

【ゲラゲッツァ】より

…メキシコのオアハカ州の中央平野部に住むサポテコ族起源の言葉で,互恵的交換を意味する。農作業その他の際の労働交換に加えて,儀礼面では,贈答の義務を意味する。…

※「サポテコ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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