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サンミケーリ サンミケーリSanmicheli, Michele

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サンミケーリ
サンミケーリ
Sanmicheli, Michele

[生]1484. ベロナ,サンミケレ
[没]1559.9. ベロナ
イタリアの建築家。建築家の父ジョバンニ,および叔父バルトロメオに学んだのち,ローマに出てブラマンテ,G.サンガロに師事。 1509~28年オルビエトのサン・ドメニコ聖堂の建築総監督をつとめる。

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世界大百科事典 第2版の解説

サンミケーリ【Michele Sanmicheli】

1484‐1559
ルネサンス後期のイタリア人建築家。ローマでブラマンテの影響を受けたのち,A.daサンガロに従って教皇領北辺の城砦を調査し,軍事建築家となる。1527年,生地ベローナに戻って市門と市壁の建設,改修に従事し,35年以降ベネチア共和国の城砦技師として東地中海沿岸に多くの城門,城砦を建設した。住宅,教会堂,病院等の設計も手がけ,建築活動は多方面に及んだ。作風はマニエリスム建築の範疇に入るが,時代精神としての知的緊張と宗教的内省からは縁遠く,ブラマンテとラファエロ古典主義,多様な地勢と要求に適応すべき軍事建築家としての柔軟な問題意識ベネチアの装飾趣味,エーゲ海一帯のヘレニズム建築の遺構から学んだギリシア様式が混然一体となった点で,きわめて特徴的である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サンミケーリ
さんみけーり
Michele Sanmicheli
(1484―1559)

イタリアの建築家。ベローナに生まれ、同地で没。若くしてローマに出、ブラマンテなどの建築を学ぶ。1509年にはオルビエート大聖堂の主任建築家となり、ファサードを完成する工事などにあたる。28~30年まで、ベネチア共和国のために、おもに要塞(ようさい)や城壁の建築家として働く。この分野は今日軽視されがちだが、中世から近代までは建築家の重要な仕事であった。要塞建築家としての彼の傑作は、ベローナのポルタ・ヌオーバとポルタ・パーリオの二つの城門である。このほか彼は故郷ベローナにベビラックワ宮やカノッサ宮などの宮殿や、マドンナ・ディ・カンパーニャ聖堂などを建てた。彼はクレタ島やキプロス島にも行っており、ルネサンスの著名な建築家のうち、古代ギリシア建築を実見した唯一の存在であった。[石鍋真澄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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