サンモリッツ(読み)さんもりっつ(その他表記)Saint Moritz

翻訳|Saint Moritz

デジタル大辞泉 「サンモリッツ」の意味・読み・例文・類語

サン‐モリッツ(〈フランス〉Saint-Moritz)

スイス東部、グラウビュンデン州オーバーエンガディン地方の町。ドイツ語名ザンクトモリッツ。イン川が注ぐサンモリッツ湖沿いに位置する。古くから温泉地として知られ、19世紀より国際的な観光保養地となった。またウインタースポーツ中心地で、冬季オリンピックが1928年、1948年に開催された。エンガディン博物館、セガンティーニ美術館がある。

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精選版 日本国語大辞典 「サンモリッツ」の意味・読み・例文・類語

サンモリッツ

  1. ( Saint Moritz ) スイス南東部にある町。同名の湖に臨む風光明媚な観光保養地で、ウインタースポーツの中心地としても知られる。一九二八年、四八年の冬季オリンピック開催地。ドイツ語名ザンクト‐モリッツ。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「サンモリッツ」の意味・わかりやすい解説

サン・モリッツ
さんもりっつ
Saint Moritz

スイス東部、グラウビュンデン州、上エンガディン地方にある町。標高1850メートルにある。人口5000(2001)の小さな町であるが、ウィンタースポーツを中心とする国際的な観光保養地として有名。現地名採用を原則とすればドイツ語のザンクト・モリッツSankt Moritzかレト・ロマン語のサン・ムレツァンSan Murezzanと表記するのが正しいが、日本では慣習的にフランス語名のサン・モリッツが多用されている。サン・モリッツ湖岸のレト・ロマン人集落にその起源があり、1139年に聖マウリティウス教会との関係で古文書にその名が現れ、19世紀なかば以降、都会的なホテルが並ぶ町となった。冬季オリンピックが1928年、48年の2回開催され、その名を世界に知られるようになった。ロープウェーリフトが四周の高山に通じて雄大なスキーや山行が楽しめるが、とくに金持ちや有名人が集まる物価の高い観光地である。

[前島郁雄]

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改訂新版 世界大百科事典 「サンモリッツ」の意味・わかりやすい解説

サン・モリッツ
Saint-Moritz

スイス南東部,グラウビュンデン州(カントン)にあるウィンター・スポーツの中心地。人口5900(1980)。町の主要部はサン・モリッツ湖の北西岸にある。標高1822mに位置し,避暑地としても有名。近くのコルバッチュ山Corvatsch(3451m)は夏スキーメッカ。古くから湖南岸の温泉(鉄泉)が知られ,著名な巡礼地でもあった。19世紀末以降急速に発展し,1980年には19万人以上の観光客,スポーツ愛好家が訪れている。1928年,48年の冬季オリンピック開催地。アルプス風景を描いたセガンティーニの記念美術館(1909開設)がある。
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百科事典マイペディア 「サンモリッツ」の意味・わかりやすい解説

サン・モリッツ

スイス南東部,グラウビュンデン州の町。サン・モリッツ湖北岸,標高1822mにある避暑・保養地。南西端に鉱泉がある。1928年,1948年冬季オリンピック大会の開催地。登山鉄道起点空港がある。当地で死んだ画家セガンティーニを記念する美術館(1909年開設)がある。約5900人。
→関連項目エンガディーンサン・モリッツオリンピック(1928年)サン・モリッツオリンピック(1948年)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サンモリッツ」の意味・わかりやすい解説

サンモリッツ

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