シェラ(読み)しぇら(英語表記)Shera, Jesse Hauk

デジタル大辞泉 「シェラ」の意味・読み・例文・類語

シェラ(Chellah)

モロッコの首都ラバトにある古代ローマ時代の遺跡。当時はサラという植民都市があった。その後、長らく廃墟のままだったが、14世紀、マリーン朝時代に墓地として利用された。古代ローマの凱旋門がいせんもんや広場の遺構、マリーン朝のアブー=アルハサン=アリーの墓などがある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

図書館情報学用語辞典 第5版 「シェラ」の解説

シェラ

1903-1982.米国オハイオ州生まれ.1950年代から1960年代の米国を代表する図書館研究者,図書館学教育者の一人.エール大学で英文学を学んだ後,大学図書館や専門図書館の勤務を経て,シカゴ大学図書館学大学院博士課程に入学し,バトラーウィルソン(Louis Round Wilson 1876-1979)らの薫陶を受けながら,米国公共図書館史の博士論文『パブリック・ライブラリーの成立』(Foundations of the Public Library1944)をまとめる.第二次大戦後は,シカゴ大学を経て,1952年に新設のウェスタンリザーブ大学図書館学部の学部長に就任ドキュメンテーション概念の確立と普及,分類目録の研究,ライブラリアンシップ基礎論の検討,図書館学教育といった広い分野で活動した.主著は,上記のほか,『図書館と知識の組織化』(Libraries and the Organization of Knowledge1965),『ライブラリアンシップの教育基盤』(Foundations of Education for Librarianship1972)など.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「シェラ」の意味・わかりやすい解説

シエラ
Justo Sierra Méndez
生没年:1848-1912

19世紀後半から20世紀初頭のメキシコを代表する知識人で,シエンティフィコスの重要メンバーである。当初文学・法学分野の業績が顕著であったが,関心歴史学をはじめ社会学,教育学に及んだ。晩年には文部大臣に就任し,1910年に現在のメキシコ国立自治大学を創立した。メキシコ革命を迎える変革期の精神・思想形成上の影響は大きく,15巻の記念碑的著作集の評価は高い。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シェラ」の意味・わかりやすい解説

シエラ
Sierra, Justo

[生]1848
[没]1912
メキシコの教育者,作家,歴史家,自由主義的改革者。 P.ディアス政権のもとで文相をつとめ,教育の普及とメキシコ大学の再建,近代化に力を注いだ。『メキシコ人民の政治的発展』 La evolución política del pueblo mexicano (1900~02) をはじめ多くの著作がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「シェラ」の解説

シエラ

アメリカのゼネラルモーターズがGMCのブランドで1999年から製造、販売している乗用車。2ドア、4ドアのピックアップトラック。シボレー・シルバラードの姉妹車。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のシェラの言及

【ペルー】より

…また大統領権限の強化,軍の影響力の高まり,司法の独立性の弱さ,長期政権化など,フジモリ政権の民主主義との関係が問われている。【遅野井 茂雄】
【経済】
 ペルーは地理的にコスタ(沿岸部),シエラ(山岳部),セルバまたはモンタニャ(森林部)に三分されるが,これは経済上の区分でもある。シエラは先住民人口の多い地域で,1969年の農地改革までアシエンダと呼ばれる大所有地と先住民共有地が並存してきた。…

【シエンティフィコス】より

P.ディアスの第1次政権時代(1884‐88)のメキシコ人有識者グループ約50人を指した呼称。リマントゥールLimantour,ブルネスF.Bulnes,シエラ,ラバサE.Rabasa,カサススJ.Casasús,パラP.Parra,カマチョS.Camachoらが著名である。シエラが〈政府は科学cienciaを心得る人間で構成されるべきだ〉と説いたのが命名の由来。…

※「シェラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android