ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シッタン川」の意味・わかりやすい解説 シッタン川シッタンがわSittang River ミャンマー中央部を流れる川。全長 420km。シャン州南西部に源を発し,シャン高原とバゴー山地の間を南下し,モウッタマ湾湾奥に注ぐ。シャン高原の源流部分を除き,肥沃な沖積平野を形成。エイヤーワディ川流域に次ぐ穀倉地帯で,ピンマナ,タウングー,オクトウィン,ピュー,シュウエジンなど多くの米の集散都市がある。川と並行してヤンゴンからマンダレーにいたる幹線鉄道,ハイウェーが走る。下流では河川交通が盛んで運河もあり,淡水漁業も行なわれる。ピンマナ付近では,1970年代に入って,総合開発計画が進み,多目的ダムなどが建設された。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「シッタン川」の意味・わかりやすい解説 シッタン川しったんがわSittang River ミャンマー中央部を流れる川。マンダレー南方のペグー山脈に源を発し、ペグー山脈とシャン丘陵の間を南流しマルタバン湾に注ぐ。全長530キロメートル。沿岸にタウングー、ピンマナーなどの都市がある。大半は船の航行に適さず、経済的にあまり重要性をもたない。河川の規模に比して河谷平野が広いので、かつて、ここをイラワディ川が流れていたとする説がある。[大矢雅彦] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by