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シビレエイ シビレエイNarke japonica; Japanese sleeper ray

4件 の用語解説(シビレエイの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シビレエイ
シビレエイ
Narke japonica; Japanese sleeper ray

シビレエイ目タイワンシビレエイ科の海水魚。全長約 40cmで円盤状の体をもち,尾部は太くて短く,皮膚に鱗をもたない。背面は褐色で黒点があるが,腹面は一様に淡色。胸鰭基部の皮膚下に発電器官をもつ。

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百科事典マイペディアの解説

シビレエイ

シビレエイ科の魚の総称,またはその1種。日本にはシビレエイ,ヤマトシビレエイなど4種がいる。もっともふつうに見られるのは,シビレエイで,全長30cm。体板はほぼ円形で,体は鱗を欠く。

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世界大百科事典 第2版の解説

シビレエイ

エイ目シビレエイ科Torpedinidaeに属する海産魚の総称,またはそのうちの1種を指す。和名は発電器官があることに由来し,英名もelectoric ray(電気エイ)という。日本近海にはシビレエイNarke japonica(イラスト),ハクテンシビレエイN.dipterygia,ネムリシビレエイCrassinarke dormitor,ヤマトシビレエイTorpido tokionis,ゴマフシビレエイT.californicaの5種がいる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シビレエイ
しびれえい / 痺
electric ray

軟骨魚綱エイ目シビレエイ科の海水魚の総称。デンキエイともいう。温帯から熱帯の海域の浅海に多く分布するが、700メートルの深海部にも生息する。目の後方、胸びれの基部付近に、筋肉細胞が変化して生じた小さな発電細胞が蜂(はち)の巣状に密集し、1対の大きな発電器官を形成しているのが特徴である。世界には約40種が知られ、日本近海には、背びれを2基もつヤマトシビレエイ属Torpedo、タイワンシビレエイ属Narcineと背びれが1基のシビレエイ属Narke、ネムリシビレエイ属Crassinarkeの4属が知られ、5種類が分布する。発電器官の起電力は70~80ボルトといわれる。腹側から背中側に向かって放電されるため、背中を触るとかなり強い電気衝撃を受けるが、尾などではそれほど大きな電気刺激は受けない。発電器官から瞬間的に放電し、餌(えさ)となる小魚や小動物をとらえたり、ほかの動物からの攻撃を避ける。デンキウナギなどの発電魚は、つねに弱い電流を放電して、周囲の状況をレーダーのように探るといわれるが、シビレエイ類ではこのような利用法は不明である。古代ローマの医者はシビレエイの放電を利用して、痛風や頭痛のときに治療をしたという。シビレエイ類の多くは小形種で、全長50センチメートルに満たないが、ヤマトシビレエイTorpedo tokionisは全長1メートルを超える大形種である。生理学の発電実験の材料などに利用されるが、産業的な利用価値はほとんどない。[仲谷一宏]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内のシビレエイの言及

【電気魚】より

…発電魚ともいう。筋肉が変化してできた発電器官をもつ魚の総称で,南アメリカ産のデンキウナギ,アフリカ産のデンキナマズ,海産のシビレエイなどが有名。発電器官は,筋細胞に由来する多数の扁平な発電単位,すなわち電気板が規則的に配列,接続したもので,神経の指令によって短時間の一斉放電を起こす。…

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