シャイヨー宮(読み)シャイヨーキュウ

百科事典マイペディア 「シャイヨー宮」の意味・わかりやすい解説

シャイヨー宮【シャイヨーきゅう】

フランス,パリにある建物。半楕円の弧を描くような左右対称の独特な形状で,内側にはトロカデロ庭園がある。さらにその先はセーヌ川をまたぐイエナ橋を挟み,エッフェル塔と対峙する。1937年のパリ万博開催の際に建てられたもので,現在では内部が海洋博物館,人類博物館,文化財博物館として公開されているほか,シャイヨー劇場も併設している。
→関連項目ケ・ブランリ美術館パリのセーヌ河岸

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シャイヨー宮」の意味・わかりやすい解説

シャイヨー宮
シャイヨーきゅう
Palais de Chaillot, Paris

1937年フランス,パリのシャイヨー区にボアロー,アゼマ,カルリュの設計により建設された建物。セーヌ川北岸にエッフェル塔と相対し,半円の東西翼廊をもつ。 37年には万国博覧会の展示会場として使用されたが,現在はフランス文化財博物館,人類博物館,海事博物館などとなっている。文化財博物館は,歴史的建造物彫刻壁画複製の展示で知られる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android