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シャンフォール Chamfort, Sébastien Roch Nicolas

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シャンフォール
Chamfort, Sébastien Roch Nicolas

[生]1741.4.6. クレルモンフェラン近郊
[没]1794.4.13. パリ
フランスのモラリスト。平民の私生子であったが,美貌と才気によってサロンや宮廷でもてはやされた。大革命に際しては,ミラボーをかついでジャーナリズムで活躍したが,ミラボーとともに没落し,革命に幻滅したあげくピストル自殺をはかり,その傷のため死亡。悲劇『ムスターファとゼアンジール』 Mustapha et Zéanzir (1776) で名声を博し,死後出版された代表作『箴言 (しんげん) と省察』 Maximes et Pensées (95) ,『性格と逸話』 Caractères et Anecdotes (1803) では,革命に熱狂して挫折し,社会や人間について深い幻滅を味わったモラリストの苦渋を告白すると同時に,冷徹な目で旧体制末期の上流社会に辛辣な批判を加えている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シャンフォール
しゃんふぉーる
Chamfort
(1740―1794)

フランスのモラリスト。本名はセバスチャン・ロック・ニコラSbastien Roch Nicolas。私生児として生まれ、グラサン学院を出て戯曲などを発表して成功を収めたが、彼の真価はモラリストとして残した作品にある。大革命時代に穏和派のかどで逮捕され、獄中で自らの体を切り刻み、その傷がもとで死亡した。没後、彼の遺作は友人の手で『箴言(しんげん)と断想』『性格と逸話』と題されて1795年に刊行された。アカデミー会員。[植田祐次]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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