シンクロナイズド・スイミング(読み)しんくろないずどすいみんぐ(英語表記)synchronized swimming

知恵蔵 の解説

シンクロナイズド・スイミング

1920年代の欧州カナダアーティスティック・スイミングまたはウオーターバレエと呼ばれていたものが、米国で発展して競技化され、34年にシンクロナイズド・スイミングと名付けられた。84年のロサンゼルス五輪から正式種目となった。競技にはフィギュアルーティーンがある。フィギュアは音楽を使わずに規定の技術のみを競うもので、五輪では行われていない。ルーティーンは音楽に合わせて演技を行うもので、決められた規定要素を含めるテクニカル・ルーティーン(TR)と自由に演技するフリー・ルーティーン(FR)がある。フリー・ルーティーンの採点は、テクニカル・メリット(技術点)とアーティスティック・インプレッション(芸術点)の両方が表示され、その合計点で順位を決める。

(吉田章 筑波大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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