デジタル大辞泉
「シーハン症候群」の意味・読み・例文・類語
シーハン‐しょうこうぐん〔‐シヤウコウグン〕【シーハン症候群】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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家庭医学館
「シーハン症候群」の解説
しーはんしょうこうぐん【シーハン症候群】
分娩(ぶんべん)の際の大出血やショックによっておこった下垂体(かすいたい)の変性・壊死(えし)が原因の下垂体機能不全症を、シーハン症候群といいます。
症状としては、分娩の後に乳房の萎縮(いしゅく)や乳汁(にゅうじゅう)の分泌停止がみられ、その後、産褥期(さんじょくき)を過ぎても月経の再来がなく、無月経の状態になることがあります。また恥毛(ちもう)、わき毛、まゆ毛などの脱毛がみられます。そのほか、甲状腺(こうじょうせん)機能の低下、副腎(ふくじん)機能の低下などがおこります。
治療には、エストロゲン剤、甲状腺ホルモン剤、副腎皮質ホルモン薬などのホルモン補充療法が行なわれます。妊娠を望む場合には、ゴナドトロピン療法が行なわれます。
出典 小学館家庭医学館について 情報
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