普及版 字通 の解説
18画
[説文解字]
[字形] 形声
声符は農(のう)。農に(じよう)の声がある。〔説文〕八上に「衣の厚き皃なり」とあり、〔詩、召南、何彼矣〕「何ぞ彼のたる 唐棣(たうてい)(からなし)の(はな)」とは、花木の盛んなるさまをいう。〔玉〕に「は木んなるなり」とあり、その義はの字義。は〔説文〕にみえず、もと通じて用いたものであろう。
[訓義]
1. 衣があつく、立派なさま。
2. さかんなさま。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 アツシ・フトシ 〔字鏡集〕 アツキコロモ・フトシ
[語系]
・・濃・niumは同声。みな濃厚・濃密の意がある。また穰(穣)・孃(嬢)・(醸)njiangの系列の字と、声義の通ずるところがある。
[熟語]
花▶
[下接語]
奇・鮮・繁・妖
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報