翻訳|jean
日本では、複数のジーンズjeansとよぶことが多い。経緯(たてよこ)に20~40(綿)番手の細い糸を使い、2分の1の経綾(たてあや)に織り、綾目(あやめ)を左綾にした細綾(ほそあや)織物。素材にはもと木綿が多く使われていたが、最近では合繊・スフ、綿との混紡などもよく使われており、用途からみて実用的でよく洗濯に耐えるものが望まれる。スポーツウエア、作業服、衛生白衣、裏地、ポケット地、家具カバーなど、広い用途をもっている。
なおブルー・ジーンというのは、青染めにした無地のジーンではなく、藍(あい)染め(現在では、化学染料によるものが普通となっているが)にした経糸、漂白した緯糸によるデニムdenimであり、もともとアメリカの作業服であったが、じょうぶで耐久性のあることから、現在では世界的に、若者たちの遊び着、日常着となっている。日本では、この生地で仕立てられたズボンを、ジーパンともいう。青に限らずさまざまな色彩のものがある。
[角山幸洋]
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