スクラム

デジタル大辞泉 「スクラム」の意味・読み・例文・類語

スクラム(scrum)

ラグビーで、軽い反則などの後にプレーが再開されるとき、双方の3人以上のプレーヤーが相対して、ボールがその中間に投げ入れられるような体勢で組み合うこと。スクラメージ。
デモなどで、大ぜいが腕を組み合わせて横に列を組むこと。
(比喩的に)全員一丸となること。一致団結すること。「異業種企業スクラムを組んで技術を開発する」

スクラム(scram)

原子炉緊急停止

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精選版 日本国語大辞典 「スクラム」の意味・読み・例文・類語

スクラム

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] scrum )
  2. ラグビーで、地上にあるボールを得るために両チームのプレーヤーが密集した体制で組み合うこと。試合中レフェリーによって命ぜられたタイト‐スクラム(セットスクラム)と、随所でおきる自由なルース‐スクラムの二種類がある。
    1. [初出の実例]「試合は常にスピーディーに展開し、タックル、スクラムには片唾を口にためて」(出典:モダン語漫画辞典(1931)〈中山由五郎〉尖端人心得帳)
  3. デモ行進などの際に、数人、またはそれ以上で、互いに肩、または腕を組み合わせて並ぶこと。
    1. [初出の実例]「君とひとときスクラム組んで 行けばネオンの花ざかり」(出典:歌謡曲・東京祭(1933)〈門田ゆたか〉)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スクラム」の意味・わかりやすい解説

スクラム
Skram, Amalie

[生]1846.8.22. ベルゲン
[没]1905.3.15. コペンハーゲン
ノルウェーの女流作家。旧姓 Alver。最初の結婚に失敗,デンマークの小説家エリク・スクラムと再婚作家として立つ。処女作コンスタンス・リング』 Constance Ring (1885) は男女関係の赤裸々な描写が不道徳として非難されたが,急進的な人々からは歓迎されて作家としての地位を確立した。その自然主義的筆致とペシミスティックな人生観が,彼女の作を重苦しいものにしてはいるが,女性や子供の問題に対する真剣な探究には注目すべきものがある。代表作は大作『ヘレミュールの人々』 Hellemyrsfolket (4巻,87~98) 。

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世界大百科事典(旧版)内のスクラムの言及

【ラグビー】より

…ラックが構成されれば,ボールを手で扱ってはならない。タックルされたプレーヤーが倒れずにボールをキープし,両チームのプレーヤーが身体を密着させてボールを奪い合う状態をモールmaulといい,ラック,モールが膠着(こうちやく)した場合,レフェリーはスクラムscrummageを命じる。プレー中の反則については,重い反則にはペナルティキック,やや重い反則にはフリーキックが相手側に与えられる。…

※「スクラム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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