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ストックホルム・オリンピック競技大会 ストックホルム・オリンピックきょうぎたいかい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ストックホルム・オリンピック競技大会
ストックホルム・オリンピックきょうぎたいかい

スウェーデンのストックホルムを主催都市として行なわれた第5回オリンピック競技大会。1912年5月5日から 7月27日まで開催され,28ヵ国から約 2400人の選手が参加した。純粋な国際的スポーツの祭典としてそれまでで最も成功した大会となった。電気時計や写真判定が採用され,競技場内の放送も初めて行なわれた。新たに陸上競技の近代五種競技十種競技が採用され,競泳と飛び込みに初めて女子の参加が認められた。日本はこの大会から初めてオリンピックに参加。アジア初の IOC委員に就任した嘉納治五郎を団長に,陸上競技短距離の三島弥彦(東京帝国大学)とマラソンの金栗四三(東京高等師範学校)の 2選手が参加した。前回のロンドン・オリンピック競技大会で導入された国内オリンピック委員会 NOCごとの参加と国旗を先頭にした入場行進という方法は,国際的な領土問題をあおることになり,ボヘミアやフィンランドなどの属領や自治領などをめぐり激しい議論が交わされた。しかし国際オリンピック委員会 IOCは,オリンピックは政治に関知しないという姿勢を貫いた。ボクシングは開催国スウェーデンの委員会からの反対で競技種目からはずされた。ピエール・ド・クーベルタンが強く希望していた芸術競技も初めて導入された。陸上競技では近代五種競技と十種競技に優勝したアメリカ合衆国のジム・ソープが花形選手として注目を集めたが,のちに学生時代に野球選手としてプロ契約をしていたことが発覚し,アマチュア規程違反で金メダルを返上することになった。フィンランドのハンネス・コーレマイネンはトラック競技の 5000mと 1万m,そしてクロスカントリーの 1万2000mの 3種目を制した。

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