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近代五種競技 きんだいごしゅきょうぎ modern pentathlon

翻訳|modern pentathlon

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

近代五種競技
きんだいごしゅきょうぎ
modern pentathlon

古代五種競技を範とし,一人でいくつかのまったく異なった種目をよくこなすという真のオリンピック精神に基づいて創設された競技。射撃,フェンシング,水泳,馬術,長距離走の5種目を1日でこなし,合計得点を競う。

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デジタル大辞泉の解説

きんだい‐ごしゅきょうぎ〔‐ゴシユキヤウギ〕【近代五種競技】

オリンピック競技の一。フェンシング・水泳(200メートル自由形)・馬術障害飛越(ひえつ))・コンバインド(射撃ランニング)の5種目を一人の選手が一日で行い、総合得点で順位を決める。→五種競技七種競技十種競技
[補説]2009年より、射撃(レーザーピストル)とランニングを合わせて交互に行う「コンバインド」に変更された。

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百科事典マイペディアの解説

近代五種競技【きんだいごしゅきょうぎ】

モダンペンタスロンmodern pentathlon。馬術(350-450m15障害),フェンシング(エペ種目),射撃(エアピストル),水泳(200m自由形),ランニング(3000m)の5種を1日で行い,合計得点を競う競技。
→関連項目クロスカントリー・レース

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世界大百科事典 第2版の解説

きんだいごしゅきょうぎ【近代五種競技 modern pentathlon】

馬術,フェンシング,水泳,射撃,ランニングという性質の異なった5種の競技を1日で行い,合計得点で順位を決めるスポーツ
[歴史]
 古代オリンピック(前776‐後393)の競技種目の中に五種競技があり,第18回大会(前708)から実施された。それらは競走(短距離),跳躍(幅跳び),円盤投げ槍投げレスリングで,全部を1日で終了することになっていた。これは全競技のうちもっとも華麗であり,また重視されていた種目であった。

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大辞林 第三版の解説

きんだいごしゅきょうぎ【近代五種競技】

一人の競技者が馬術・フェンシング(エペ)・射撃(エア-ピストル)・水泳(自由形200メートル)・ランニング(3000メートル)の五種目を行い、順位を争う競技。オリンピック競技種目の一。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

近代五種競技
きんだいごしゅきょうぎ
modern pentathlon

競技内容がまったく違うフェンシング、水泳、馬術、コンバインド(ランニング+射撃)の5競技を一人の選手が1日で行い、総合成績で順位を決める複合競技オリンピック競技の一つ。なお、陸上競技の1種目である「五種競技」については別項目としている。

歴史

五種競技の名は、すでに紀元前708年の古代オリンピック第18回大会からあり、種目は幅跳び、円盤投げ、短距離競走、槍投げ、レスリングの5種目であった。近代オリンピックの創始者クーベルタンは、これを参考にして「近代五種競技」を創設、1912年の第5回ストックホルム大会からオリンピック競技に加えた。射撃、水泳、フェンシング、馬術、クロスカントリーの5種目で構成されたが、これは戦場で伝令を命じられた将校の活躍の姿を想定したものである。最初は馬に乗って出発、やがて剣を持ちピストルを撃って相手と戦う。そして川を泳ぎ、最後は森をひたすら走って伝令の役目を果たす、その行動を模したものといわれる。射撃、馬術など競技の性格上、選手は軍人(日本では自衛官)や警察官などが多い。
 国際的な組織としては、1948年のオリンピック・ロンドン大会を契機に国際近代五種連合が結成された。日本では1959年(昭和34)3月、陸上、水泳、射撃、フェンシング、馬術の5競技団体によって日本近代五種連合が結成され、ローマ大会(1960)の際に初めて選手を送った。その後、1968年にバイアスロン(クロスカントリー・スキーとライフル射撃を組み合わせた冬季競技)を加え「日本近代五種・バイアスロン連合」と名乗ったが、2011年(平成23)4月にふたたび分離、日本近代五種協会と呼称を変えた。
 オリンピックでは当初、男子種目だけであったが、2000年のシドニー大会から女子種目も行われるようになり、日本の女子は2012年のロンドン大会から参加することになった。
 競技は長い間、1日1種目ずつ5日間にわたって行われてきた。しかし国際近代五種連合は、1996年のアトランタ大会から5種目1日開催に踏み切った。この変更の背景には国際オリンピック委員会(IOC)の競技削減方針があった。当時、IOCはオリンピックの肥大化を防ぐため、テレビ放映などで人気のない競技を削減する方針をたて、その一つとして「5日間も競技を続ける」近代五種競技に注目していた。こうした動きをいち早く察知した国際近代五種連合は、アトランタ大会から急遽(きゅうきょ)1日競技に変更、廃止の危機を逃れたといわれる。
 さらに、同連合はオリンピックでは2012年のロンドン大会から従来の射撃とクロスカントリーをあわせ、走りながら銃を撃つ「コンバインド」種目を採用。フェンシング、水泳、馬術、コンバインド(ランニング+射撃)の順で競技することにした。最終のコンバインドは、馬術までの3種目の点数合計でトップになった選手が最初にスタート。以下その点数をもとに換算されたタイム差に従い、それぞれ後を追う形でスタートする。また射撃では環境問題に配慮し、これまでのエアピストルに変え、ロンドン大会からレーザーピストルを使用することにした。[加藤博夫]

競技内容

一人の選手が1日でフェンシング、水泳、馬術、コンバインド(ランニング+射撃)の順に5種目をこなす。
(1)フェンシング エペとよばれる剣による1分間一本勝負の総当たり戦。勝率約70%(36人出場で25勝)で1000点。これを基準に1勝増減するごとに点数が増減する。
(2)水泳 200メートル自由形のタイムレース。2分30秒で1000点。1秒につき12点が増減する。
(3)馬術 抽選で与えられた馬に乗り、12障害15飛越(2回連続の飛越障害1と3回連続の飛越障害1を含む)。障害落下などの過失は、持ち点1200点から減点される。
(4)コンバインド フェンシング、水泳、馬術の3種目の合計得点のトップの選手からスタート。以下合計点の4点差を1秒に換算し、そのタイム差にしたがって2位以下が順に後を追う。スタートから20メートル地点の射撃レーンで1回目の射撃、終わると最初の1000メートルを走る。射撃は的に命中するまで何発撃ってもよいが持ち時間は70秒である。5発命中か70秒経過で次のセットへ向かう。このセットを3回繰り返し(走行距離は計3000メートル)、最終順位を決定する。射撃はレーザーピストルを使用する。[加藤博夫]

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