スピンドル油(読み)スピンドルゆ(英語表記)spindle oil

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

低荷重で比較的高速度で運転する機械に用いられる低精製度,低粘度の,添加剤を使用しない並級潤滑油の一つ。小型モータ,ミシン精紡機などの主軸 (スピンドル) の回転をなめらかにするために利用されるほか,小型軽重の歯車などにも使用される。機械の高性能化や稼働条件の過酷化により,精製度の高い添加剤により酸化安定性などを高めた高級潤滑油の利用が一般化したため,並級油はグリース,金属加工油,絶縁油などの原料油として利用されることが多くなってきている。日本工業規格 JISでは,スピンドル油をはじめとする並級潤滑油をマシン油と総称している。

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大辞林 第三版の解説

潤滑油の一。紡績機械・ミシンなど軽荷重・高速度の機械に用いる粘度の低い炭化水素油。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

無添加並級潤滑油の一種であり、紡績機械の精紡機スピンドルの潤滑油として使われるところからこの名称でよばれていた。しかし、1978年(昭和53)に新しいJIS(ジス)(日本工業規格)により、マシン油、ダイナモ油、シリンダー油とともに無添加並級潤滑油はマシン油に統合された。[難波征太郎]

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 機械用の潤滑油の一つ。透明で粘性が低く、不純物を含まない鉱物性油。紡錘(ぼうすい)などの軽い荷重の高速機械に用いる。スピンドル。
※激流(1963)〈高見順〉一「保革油とスピンドル油のにおい」

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