スペースラブ(英語表記)spacelab

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

スペースラブ
spacelab

宇宙空間で各種の実験を行なう有人宇宙実験室。 NASAのスペースシャトル計画への参加呼びかけにこたえ,ヨーロッパ宇宙機関が開発を行なった。その構成は,密閉型で直径 4.2mの内部が一定圧力に保たれる与圧モジュール (実験室) と,宇宙空間にさらされるパレット (プラットフォーム) から成る。スペースラブはスペースシャトルの荷物室に搭載されて軌道に運ばれ,宇宙空間において,材料実験,ライフサイエンス実験等を行なう。

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百科事典マイペディアの解説

スペースラブ

スペースシャトルの荷物室に搭載されて宇宙へ向かう実験室。Spacelabはspace laboratoryを略した愛称。実験設備や観測装置を搭載し,科学者が宇宙空間でさまざまな実験・研究をすることを目的としたもので,地上との通信,生命維持装置などはすべてスペースシャトルに依存している。1983年に初めてスペースシャトルに搭載されて宇宙へ向かった。なお開発はESA(ヨーロッパ宇宙機関が担当)。

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世界大百科事典 第2版の解説

スペースラブ【Spacelab】

スペースシャトルの荷物室の中に搭載される宇宙実験室。Spacelabはspace laboratoryを略して作られた愛称。スペースシャトルとともにアメリカの宇宙輸送システムspace transportation system(STS)を構成する要素の一つであって,スカイラブのように特定の宇宙ミッションではなく,いろいろの用途に用いることができる。元来,アメリカで計画されていたものだが,資金的に無理があったためヨーロッパ諸国に協力を求め,実際に開発を担当したのはESA(欧州宇宙局)である。

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大辞林 第三版の解説

スペースラブ【Spacelab】

宇宙飛行において、宇宙環境での各種実験を行うための有人実験室。欧州宇宙機関( ESA )が開発し、アメリカのスペース-シャトルに搭載された。

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世界大百科事典内のスペースラブの言及

【宇宙開発】より

… 1975年にはアメリカのアポロ宇宙船とソ連のソユーズ宇宙船によるアポロ・ソユーズ共同飛行が行われたが,この時点を境として,アメリカはそれまでの使い捨てのロケットから再使用可能なスペースシャトルの利用への転換を目ざし,打上げロケットを全面的にこれにおきかえるとともに,宇宙空間における活動もスペースシャトルを積極的に利用するという方向づけを行った。すなわち,スペースシャトルはこれまでのロケットのように人工衛星を直接打ち上げるだけでなく,宇宙ステーション建設のための資材の運搬,宇宙ステーションと地球との連絡,宇宙環境における科学実験などを行うスペースラブの搭載およびこれとの組合せによる運用など幅広い利用を目ざしたものである。スペースラブでは,その乗員は特別に訓練を受けなくてもよく,また搭載機器もなるべく地上の規格品をのせることができるようにするなど,これまでより幅広い分野の人々に宇宙をより身近にするということを前提として構想されたものである。…

※「スペースラブ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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