デジタル大辞泉
「スロット」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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スロット
- 〘 名詞 〙 ( [英語] slot )
- ① 工作物などに作ったみぞ。〔電気工学ポケットブック(1928)〕
- ② 自動販売機・公衆電話などの料金を入れる投入口。〔万国新語大辞典(1935)〕
- ③ 飛行機の翼の前縁または後縁近くに設けられた翼下面から上面へ通ずる狭い隙間(すきま)。高揚力装置として利用され、失速を防ぐ。すきま翼。スロット翼。〔モダン辞典(1930)〕
- ④ =スロットマシン②
- [初出の実例]「パチンコの流行は日本だけではない。アメリカのはスロットといって、入れるのもたいてい鉄玉ではなくて銀貨である」(出典:蛙のこえ(1952)〈大宅壮一〉パチンコと青春)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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スロット
飛行機の翼の前縁に沿って,あるいはフラップと主翼本体との間に沿って設けた隙間(すきま)。離着陸時など迎え角が大きくなった場合,この隙間から,下面の圧力の高い空気が上面に吹き出して,渦の生ずるのを防ぎ失速を防ぐ。高揚力装置の一種で,離着陸時にのみスロットのできる翼や,翼端スロット,スロッテドフラップなどが使われる。→スラット
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本」パソコンで困ったときに開く本について 情報
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出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内のスロットの言及
【高揚力装置】より
…翼の迎え角が大きくなると,空気はまず前縁よりやや後ろの翼下面に当たり,ここから前縁を回って翼の上面に流れていくので,その間に勢いをなくしてはがれやすくなり失速する。このため翼の前縁部を前へ張り出させて隙間を開け,下面に当たった空気を直接翼上面に流してはがれを防ぐことが行われるが,この前へ張り出す部分をスラットslatといい,スラットが張り出してできる隙間をスロットslotと呼んでいる。
[境界層制御装置]
翼の表面の気流(境界層)のはがれやすい所に,翼内から別の空気を吹き出して勢いをつけ,はがれを防ぐ装置で,英語のboundary layer controlの頭文字をとってBLC装置ともいう。…
※「スロット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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