ネック(その他表記)neck

翻訳|neck

デジタル大辞泉 「ネック」の意味・読み・例文・類語

ネック(neck)

首。衣服の首の部分や襟。「ハイネック
物の、首に似た部分。「ギターネック
《bottleneckの略》物事進行を阻むもの。隘路あいろ障害。「用地問題がネックになって工事が遅れる」
ネックライン」の略。
[類語]障害邪魔妨害阻害そがい掣肘せいちゅう干渉横槍よこやり支障障壁さわ邪魔だて隘路あいろ水を差す水をかける足を引っ張る

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精選版 日本国語大辞典 「ネック」の意味・読み・例文・類語

ネック

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( [英語] neck ) 首や首に相当する部分。また、洋服の首の部分や襟(えり)。〔外来語辞典(1914)〕
    1. [初出の実例]「縁に盛り上ったネックは」(出典:ヴァイオリンとオイストラフ(1955)〈河上徹太郎〉)
  3. ( [英語] bottleneck から )
    1. (イ) 物事を進めて行く上で全体の支障となるもの。隘路(あいろ)
      1. [初出の実例]「左翼からは、民族問題をネックにして脱落者が続出する」(出典:アジア主義の展望(1963)〈竹内好〉一〇)
    2. (ロ) 道路の渋滞の原因となっている地点

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音楽用語ダス 「ネック」の解説

ネック[neck]

ギターなどのボディと一体になった、音程を決定する棹の部分。幅や厚さなどは様々で、一般的にクラシック・ギターは幅が広く、やや厚い。エレクトリック・ギターは幅が狭く、厚さや形状はギターによって違う。表面をフィンガー・ボードと呼び、ギターでは金属製のフレットが半音ごとに打ち込まれている。フレットレス・ベースなどにはフレットは打ち込まれていない。ボディに比べて細く、薄いので、弦の張力に耐えうる丈夫な素材、メイプル、マホガニー、ナトーなどが使用されている。エレクトリック・ギターなどには、ネックのソリを修正するために、トラス・ロッドがネックの内部に埋め込まれているものがある。ボディとの接合方法は数種類あり、ギターの種類、サウンドによって使い分けられる。(1)セット・ネック:クラシック・ギターなどに見られる、ネックとボディを接着剤で接合する方法。(2)デタッチャブル・ネック:ネックボディを木ネジによって接合する。そのためネックの交換が可能である。(3)スルー・ネック:ネック材をボディ・エンドまで使用し、そのボディ部分を挟むようにボディ材を張り合わせる方法。(4)ワンピース・ネック:ボディからネックまで1枚の木材でできている。

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