アフタヌーンドレス(読み)あふたぬーんどれす(その他表記)afternoon dress

デジタル大辞泉 「アフタヌーンドレス」の意味・読み・例文・類語

アフタヌーン‐ドレス(afternoon dress)

午後外出パーティーなどに着る婦人服

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精選版 日本国語大辞典 「アフタヌーンドレス」の意味・読み・例文・類語

アフタヌーン‐ドレス

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] afternoon dress ) =アフタヌーン
    1. [初出の実例]「身ぎれいなアフタヌン・ドレスに着換へて」(出典:アマリア(1923)〈谷崎潤一郎〉二)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「アフタヌーンドレス」の意味・わかりやすい解説

アフタヌーン・ドレス
あふたぬーんどれす
afternoon dress

昼間社交用や外出用のドレスのこと。カクテル・ドレスやイブニング・ドレスほど豪華ではないが、上品で改まった感じのするドレッシーなもの。胸元をあまり深くくらず、袖(そで)は長め、スカートはギャザーフレアの入った比較的長めの丈で、生地は極端に薄いものや光沢(こうたく)の強すぎるものはあまり用いられない。かつては絹が主流であったが、最近では扱いやすいポリエステルなどの化繊地も用いられる。無地あるいはそれに近い縞(しま)や水玉などが一般的。帽子、手袋、パンプスなどが併用される。アフタヌーン・ドレスと同じ目的で用いられるものに、アフタヌーン・スーツ、アフタヌーン・ブラウスなどがある。欧米では、時間、目的、場所に適した服装が要求され、服のデザインや材質、バッグや靴、装身具に至るまで一定のルールがあったが、最近では生活多様化などによって、そのルールも以前ほど厳しくはなくなってきた。このために、カクテル・ドレス、イブニング・ドレス、ディナー・ドレスなどの代用とされることもある。

[田村芳子]

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改訂新版 世界大百科事典 「アフタヌーンドレス」の意味・わかりやすい解説

アフタヌーンドレス
afternoon dress

アメリカで用いられた名称で,正午から夕方までに着用される女性の外出着。光沢の強い布や肌が透けてみえる布,光るアクセサリー,床までの着丈や深くえぐられた襟は避ける。西欧では近代に入ってから女性の生活領域の拡大や,織物の種類の増加などから,時間,場所,目的などによる衣服のきまりが生じてきた。しかし今日ではそれらの規制は薄れ,街着,カクテルドレスイブニングドレスなどとの区別は厳密ではなくなってきている。
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百科事典マイペディア 「アフタヌーンドレス」の意味・わかりやすい解説

アフタヌーンドレス

昼間,おもに午後の女性用礼服,外出着。午餐(ごさん),お茶の会,観劇等の社交の場合に着用される。形はワンピースが主体で,通常襟ぐりの深いものや光るアクセサリーは避ける。かつては時間,場所,目的によって服装にこのようなきまりがあったが,現代ではそれらの境界がはっきりしなくなっている。
→関連項目礼服

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アフタヌーンドレス」の意味・わかりやすい解説

アフタヌーンドレス
afternoon dress

婦人服の一種で午後の服の意。ややドレッシーな服で,主として午餐会やマチネー (昼の興行) など,午後開かれる催し物に帽子とともに着用される正装とされてきたが,今日では生活の多様化によって厳密な区別はなくなっている。

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