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ソドム Sodom

翻訳|Sodom

デジタル大辞泉の解説

ソドム(Sodom)

旧約聖書創世記」に記されている都市名。死海南端付近にあったと伝えられ、その住民罪悪のために、ゴモラとともに神の火に焼かれて滅びたという。罪悪に対する神の審判の例として、聖書にしばしば登場する。

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百科事典マイペディアの解説

ソドム

旧約聖書中の町。ゴモラとともに死海南岸にあったと推定される。道徳的な腐敗と風俗退廃とによって,神に火と硫黄で全滅させられた(《創世記》19)。〈ソドムの罪〉〈ソドミー〉とは,自然に反する邪淫(じゃいん),特に男色獣姦をさす。

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世界大百科事典 第2版の解説

ソドム【Sodom】

旧約聖書に記された伝説的な町。ヨルダンの低地にあったが,その罪悪のために天から降る硫黄と火とで焼き滅ぼされたという(《創世記》19)。旧・新約聖書においてゴモラGomorrahと組み合わせられて,罪悪と神の処罰の見本としてしばしば引合いに出された。ソドミーsodomy(男色・獣姦)なる語もこの町の名に由来する。ソドムは地震のために死海南部の水中に没したとの推定が行われている。【並木 浩一】

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大辞林 第三版の解説

ソドム【Sodom】

旧約聖書創世記一九章にある町の名。住民の不道徳・不信仰のため(本来の解釈では神の使者を冷遇したため)、ゴモラとともにヤハウェ神に滅ぼされた。転じて、悪徳の町。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ソドム
そどむ
Sodom英語
sdmヘブライ語

『旧約聖書』に出る町の名。イスラエル人の父祖アブラハムの甥(おい)ロトの一家がこの町に住み着いたが、その住民の倫理的堕落のゆえに、天から下された硫黄(いおう)と火によってこの町はゴモラ(英語ではGomorrah、ヘブライ語では`amrh)とともに滅ぼされた、と伝えられる。その際、ロトと娘たちは救い出されたが、妻は逃げる途中、後ろを振り向いたため塩の柱になってしまった、という(「創世記」13、18~19章)。この伝承が基になって、ソドム(とゴモラ)は、のちに神の審判を受けねばならない悪徳の町、退廃の町の象徴として用いられるようになった。英語の「ソドミー」sodomyが「男色」を意味するのも、この伝承にちなむ。古代の町ソドムとゴモラは、現在、死海の南端の水面下に沈んでしまっているといわれる。[月本昭男]

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世界大百科事典内のソドムの言及

【同性愛】より

…同性を性愛の対象とすることと定義できる同性愛は,そのイメージを20世紀において大きく変えた。同性愛はすぐれて20世紀的現象であり,人類の歴史において20世紀ほど同性愛者差別問題が激化し,また解放が強く叫ばれた時代はない。そして20世紀末,同性愛者に対する偏見は弱まりつつある。アメリカ精神医学会発行の《精神障害の診断と分類の手引》は1980年版以降,同性愛を削除し,WHO(国連世界保健機構)編纂の《国際疾病分類》も1992年版以降,同性愛を削除した。…

※「ソドム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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