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ダイアジノン Diazinon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ダイアジノン
Diazinon

有機リン殺虫剤の一種。化学名2-メチル-6-イソプロピル-4-ピリミジニルジエチルホスホロチオフェート。沸点 83~84℃の無色液体。水に難溶,有機溶媒によく溶ける。果樹蔬菜の各種害虫,はえ,蚊,ごきぶりなどの衛生害虫防除に用いられる。接触毒,食毒のほかガス毒として作用。茎葉散布,土壌施用剤,水面施用剤,燻煙剤など用途が広い。

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百科事典マイペディアの解説

ダイアジノン

スイスのガイギー社が1952年に開発した有機リン酸エステル系殺虫剤の一種。各種の衛生・農業害虫に対し使用。農薬としてはイネのニカメイチュウニカメイガの幼虫),イネハモグリバエウンカヨコバイ類をはじめ,野菜の青虫コナガ,ヒメシンクイムシ,アブラムシなどの防除に使う。
→関連項目殺虫剤

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世界大百科事典 第2版の解説

ダイアジノン【diazinon】

スイスのガイギー社が1952年に開発した有機リン酸エステル系殺虫剤。一般名,商品名ともダイアジノンである。ニカメイチュウ,ウンカ,ヨコバイなどのイネ害虫をはじめ広範囲の害虫に対して殺虫力を示し,哺乳類に対する急性毒性は,50%致死量LD50=250mg/kg(ラット(雄),経口)とかなり低い。作用機構はアセチルコリンエステラーゼ活性阻害である。本剤は他の有機リン酸エステル系殺虫剤およびカーバメート系殺虫剤に対して抵抗性を取得したツマグロヨコバイに殺虫力を示し,また有機リン酸エステル系殺虫剤などによって薬害を生じやすいトマト,ウリ類,果樹などに薬害が生じにくいという特徴を有する。

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大辞林 第三版の解説

ダイアジノン【diazinon】

有機リン系殺虫剤。水道原水や河川の汚染、大気汚染などが問題となっている。

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