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チペワイアン族 チペワイアンぞくChipewyan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

チペワイアン族
チペワイアンぞく
Chipewyan

カナダ北部チャーチル川沿いの広大な地域に住む,アサバスカン語系諸族中最大のアメリカインディアン。人口約 5000と推定される。食糧および生活用資源として最も大切なカリブーの季節的移動に合せて移動生活をおくっていた。弱肉強食の社会で,力のある男性は弱い者から持物や女性を奪い,女性の地位はきわめて低く荷物運びなどを強いられ,また他人の世話を要する弱者と老人は,放置され死にいたらしめられた。 1717年ハドソン湾会社の毛皮交易が盛んになると,彼らは毛皮獣狩猟に転じ,毛皮の仲買人としても活躍した。 81年の天然痘の流行と,続く病気や栄養不良に毛皮交易の凋落が重なり人口が減少した。

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世界大百科事典 第2版の解説

チペワイアンぞく【チペワイアン族 Chipewyan】

カナダ北方のマッケンジー川から東方のハドソン湾にいたる北方針葉樹林帯に居住しているアメリカ・インディアン。文化領域はマッケンジー亜北極に属する。言語的には,ナ・デネ語の中のアサバスカ語として分類される。人口は18世紀初頭に3500人といわれたが,その後ヨーロッパ人がもたらした伝染病のため1000人にまで減少した。しかし,1904年にはカナダ・インディアン局の統計によると1800人にまで回復し,現在では約4000人。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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