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テンニース Ferdinand Tönnies

百科事典マイペディアの解説

テンニース

テニエスとも。ドイツの社会学者。キール大学教授。A.スミス,マルクス,メーンなどの影響を受けた。主著《ゲマインシャフトゲゼルシャフト》で,二つの意思類型,本質意思と選択意思の差異に基づく社会形態の分類を論じ,社会諸科学に大きな影響を与えた。
→関連項目ウィーゼゲゼルシャフトゲマインシャフト社会学

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世界大百科事典 第2版の解説

テンニース【Ferdinand Tönnies】

1855‐1936
ドイツの社会学者。ドイツ北西部の農村で過ごした幼時の生活は保守的な気質を育てたが,諸大学を遍歴しチュービンゲンで古典言語学の学位をとったのち,関心は政治哲学,社会問題に向かった。1878年,イギリスに滞在し,ロンドン大学でのホッブズ研究は《トマス・ホッブズ――生涯と教説》(1896)となって結実した。ドイツの経済的発展,労働者運動の前進は彼がマルクス主義と取り組むことを不可避にしたが,基本的には反マルクス主義であった。

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大辞林 第三版の解説

テンニース【Ferdinand Tönnies】

〔テニエスとも〕 (1855~1936) ドイツの社会学者。社会を共同社会(ゲマインシャフト)と利益社会(ゲゼルシャフト)に分類し、現代社会を、冷ややかで人間どうしの有機的統一を欠いたゲゼルシャフトであるとし、協同組合(ゲノッセンシャフト)にゲマインシャフトの復活を託した。

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世界大百科事典内のテンニースの言及

【社会発展】より

…社会進化論や進歩の理論がどちらかというと直線的で量的な社会発展の図式を唱えるのに対し,マルクス主義では生産力と生産関係の矛盾に起因する社会構造の質的で革命的な変化を強調する。 社会学では発展段階説としては上述のスペンサーやコントのほかに,テンニースの本質意志を結合原理とするゲマインシャフト→選択意志を結合原理とするゲゼルシャフト,デュルケームの同質的分業を結合原理とする環節的社会→異質的分業を結合原理とする有機的社会,などが知られている。また最近ではパーソンズなどによって〈環境への適応能力の増大〉という観点から,社会進化論の復興が試みられている。…

※「テンニース」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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