ディセプション島(読み)ディセプショントウ(その他表記)Deception Island

デジタル大辞泉 「ディセプション島」の意味・読み・例文・類語

ディセプション‐とう〔‐タウ〕【ディセプション島】

《Deception Island》南極大陸の南極半島の北方、サウスシェトランド諸島の島。活火山があることで知られ、カルデラが水没して形成された深い湾があり、温泉も湧出する。かつてアザラシ猟や捕鯨の基地が置かれた。夏季に観光クルーズ船が就航する。デセプション島。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ディセプション島」の意味・わかりやすい解説

ディセプション島
でぃせぷしょんとう
Deception Island

南極、サウス・シェトランド諸島中の火山島。南緯62度57分、西経60度38分にあり、直径約15キロメートルの馬蹄(ばてい)形を示し、中央部にカルデラ陥没で生じた深い湾がある。海岸の各所に噴気孔や温泉がある。1820年ごろに発見され、捕鯨基地として利用された。1829年に、イギリスがここで初めて重力測定を行った。1944年にイギリスが基地を設け、その後アルゼンチンとチリも基地を設けたが、領土権益が絡み、三国は微妙な関係にあった。これらの基地は1967年12月4日に起こった噴火のため崩壊したが、隊員は補給船に収容された。近年では南極観光船が湾内に寄港することがある。

[楠 宏]

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