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デカンショ節

デジタル大辞泉プラスの解説

デカンショ節

兵庫県篠山(ささやま)市の民謡。江戸時代から同地に伝わる『三つ節』が転じたものと考えられる。明治時代には学生に好まれ、全国に広まった。囃し言葉の「デッカンショ」は「出稼ぎしょ」の訛化とも「デカルト、カント、ショーペンハウエル」の略ともされる。同市の無形民俗文化財。『篠山節』とも。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

デカンショ節

旧制高校の学生たちに愛唱された。掛け声のデカンショは哲学者デカルト、カント、ショーペンハウエルの略とされるが、盆踊り歌「デコンショ」や「デゴザンショ(出稼ぎしょ)」からという説も。代表的な歌詞は、「デカンショデカンショで半年暮らすアヨイヨイあとの半年寝て暮らすヨーオイヨーオイデッカンショ」。

(2012-06-06 朝日新聞 朝刊 ちば首都圏 1地方)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

デカンショ節
でかんしょぶし

兵庫県の民謡。兵庫県東部の篠山(ささやま)市は、篠山藩6万石の城下町として栄えたが、その町や周辺で盆踊り唄(うた)として歌われてきたもの。篠山藩主青山忠誠が開いた鳳鳴(ほうめい)塾の生徒たちも酒席の場で歌うようになった。また、明治時代、旧篠山藩主青山忠允が房州(千葉県)で避暑暮らしをしていた際、連れてきた使用人が大声でこの唄を歌っていたのを、たまたま近くの第一高等学校の寮に海水浴にきていた生徒たちが覚え、東京に持ち帰って広めたのだという。この一高生徒のほかに鳳鳴塾の生徒たちが遊学のために上京し、彼らもこの唄を広めた。「デカンショ」のことばの由来にはいろいろの説がある。篠山地方の方言「……でござんしょ」、あるいは徹夜で酒を飲み明かすという意味の「徹今宵(でっこんしょう)」、さらに丹波(たんば)地方から灘(なだ)方面へ酒造りに出かける杜氏(とうじ)たちの「出かせぎしょ」などである。[斎藤 明]

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