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トウアズキ Abrus precatorius L.

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世界大百科事典 第2版の解説

トウアズキ【Abrus precatorius L.】

マメ科のつる性木本(イラスト)。輝くような紅色の豆がネックレスなどに用いられる。英名はblack‐eye susan,Indian licorice,rosary pea。つる性の小高木になり,高さ3~5m。葉は奇数羽状複葉で,長さ10cmほど,楕円形の小葉は7~15対ある。腋生(えきせい)する短い枝の先端の総状花序に密集して,淡紫色の花をつける。花は長さ1cmあまりの蝶形花。果実は長さ3cmほどの豆果で,紅色の種子を3~6個いれる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

トウアズキ
とうあずき / 唐赤小豆
jequirityIndian liquorice
[学]Abrus precatorius L.

マメ科のつる性低木。アフリカ原産ではあるが、古くから熱帯各地で野生化している。葉は互生し、長さ6~7センチメートルの偶数羽状複葉となるが、小葉は7~20対で光や日照に敏感に反応する。蝶形花(ちょうけいか)は小さな淡紅紫色で、総状花序をなして葉腋(ようえき)に生じ、豆果(とうか)は長さ3センチメートルで太い。種子はアズキ大(長径5~7ミリメートル、短径4~5ミリメートル)で鮮紅色となるが、一端に大きな黒眼があり、これが全表面の4分の1から3分の1を占める。この美しさからネックレスやビーズ細工に使用される。しかし、種子には猛毒のアブリンablin(有毒アルブミン)が含まれている。[長沢元夫]

薬用

トウアズキを漢名では相思子(そうしし)といい、中国では催吐、去痰(きょたん)、駆虫剤として使用する。葉と根には毒性がなく、カンゾウ(甘草)と同じようにグリチリジンという成分を含有するので、鎮痛、清熱、利尿剤として咽(いん)痛、腹痛、気管支炎、肝炎の治療に用いる。[長沢元夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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