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トベリ Tver'

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

トベリ
Tver'

1931~90年はカリーニン Kalinin。ロシア西部,トベリ州の州都。トベルツァ川がボルガ川上流に注ぐ地点に位置する河港都市で,ボルガ川,イワンコボ人造湖,モスクワ運河を経てモスクワと結ばれる。ロシアの古都で 12世紀から知られ,13世紀にはトベリ公国の首都となり,バルダイ丘陵を越える交易路に沿う商業中心地であった。 15世紀モスクワ大公国に合併された。市街は 18世紀に整備され,第2次世界大戦中ドイツに占領されたが,歴史的建造物が多数残っている。繊維 (綿,化繊,毛織物) ,機械 (鉄道車両,電車,掘削機,電機) ,合成皮革,印刷などの工業がある。また,工科,医科などの各大学があり,サンクトペテルブルグとモスクワを結ぶ鉄道,ハイウェーが通る。人口 40万3726(2010)。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

トベリ
とべり
Тверь Tver'

ロシア連邦西部、トベリ州の州都。ボルガ川上流、ベルツァ川がボルガ川に合流する地点にある。モスクワとサンクト・ペテルブルグを結ぶ鉄道が通り、ボルガ川の河港の一つである。人口45万7100(1999)。トベリ州の主要工業都市で、繊維(綿織物、化繊)、人工皮革、機械(客車、掘削機械)、印刷、食品工業が主要な工業である。市は12世紀に始まり、1346~85年トベリ公国の首都となり、14~15世紀にはロシア北東の経済、文化の中心の一つであった。18世紀にボルガ川上流の重要な商業中心地となり、19世紀には繊維工業が発展した。もともとトベリとよばれており、1931年にソ連共産党の指導者の名を記念してカリーニンКалинин/Kalininと改名されたが、90年に旧名に復した。州の文化の中心として、総合、工科、農業、医科の各大学があるほか、交響楽団、ドラマ劇場、人形劇場などがあり、建築記念物も多い。[中村泰三・小俣利男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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