出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
カナダ,ユーコン・テリトリー西部のフロンティアの町。人口1900(1991)。クロンダイク川がユーコン川に合流するところにある。町名は,G.M.ドーソンというカナダの地質学者が1887年にユーコン川を探検したことによってつけられた。96年にクロンダイク地方で金鉱が発見されてゴールドラッシュが始まり,98年には人口2万5000人にも達したが,1905年にラッシュは終わり,以後人口も減少した。現在,金,銀,鉛などの鉱石の集散が行われる。
執筆者:正井 泰夫
イギリスの歴史家。オックスフォード大学に学び,1914年,英国国教会よりカトリックに改宗。歴史哲学とは異なった歴史のなかの大きな潮流を取り扱う形而上史学metahistoryを提唱した。ヨーロッパを形成したのはカトリック教会であるとの確信から,中世から近代へかけての文化の根底がキリスト教的価値観に由来することを証明しようとした。主著《進歩と宗教》(1929),《ヨーロッパの形成》(1932)など。
執筆者:高柳 俊一
アルメニア系のスウェーデン国外交官,歴史家。イスタンブール生れ。外交官としてパリ,ハーグ(1816-35),ベルリン(35-51)に駐在,ベルリンで死亡した。ペルシア,アラビア,トルコ,シリアその他十数ヵ国語に通じ,これらの言語で書かれた根本史料を,精密な考証を加えて駆使し,平易で程度の高い通史である《モンゴル帝国史》(1834-35)4巻を著した。
執筆者:吉田 順一
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イギリスの歴史家、文化哲学者。カトリック・キリスト教の立場から、ヨーロッパ諸国の社会文化史の共通基盤を中世キリスト教に求め、現代ヨーロッパがそれに立ち返るべきことを主張した。その根底には、文化は宗教に依拠してのみ正しく発展しうるという文化哲学的な洞察がある。著書に『進歩と宗教』Progress and Religion(1929)、『ヨーロッパの形成』The Making of Europe(1932)、『宗教と西欧文化の勃興(ぼっこう)』Religion and the Rise of Western Culture(1950)などがある。
[金井新二 2015年7月21日]
『C・ドウソン著、野口啓祐訳『中世のキリスト教と文化』(1969/新版・1996・新泉社)』
カナダ北西部、ユーコン・テリトリー西部の町。人口1251(2001)。クロンダイク川とユーコン川の合流点に位置する。地名は、1887年にユーコン川を探検したカナダ人地質学者G・M・ドーソンに由来する。1896年、ドーソンの南東5キロメートルのボナンザ・クリークで金鉱が発見され、一時は人口が2万人にも達したが、1905年をピークに以後人口は減少した。
[山下脩二]
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
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