ユーコン川(読み)ユーコンガワ(その他表記)Yukon River

デジタル大辞泉 「ユーコン川」の意味・読み・例文・類語

ユーコン‐がわ〔‐がは〕【ユーコン川】

北アメリカ北西部を流れる大河カナダロッキー山脈北部に源を発し、ユーコン準州、米国アラスカ州を貫流してベーリング海に注ぐ。長さ3185キロ。冬季結氷

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精選版 日本国語大辞典 「ユーコン川」の意味・読み・例文・類語

ユーコン‐がわ‥がは【ユーコン川】

  1. 北アメリカ大陸の北西部を流れる大河。カナダのロッキー山脈北部に源を発し、アラスカを横断してベーリング海に注ぐ。全長三七〇〇キロメートル。

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改訂新版 世界大百科事典 「ユーコン川」の意味・わかりやすい解説

ユーコン[川]
Yukon River

カナダのユーコン・テリトリーからアメリカ合衆国アラスカ州中部を横断する川。ユーコン・テリトリー中部でルイス川(最上流部はブリティッシュ・コロンビア州北西部)とペリー川が合流した地点から下流をユーコン川といい,北西流してアラスカに入り,西流してベーリング海へ注ぐ。最長延長は3700km,流域面積は90万km2。冬季は結氷する。流域一帯は林産資源がきわめて豊富だが,開発は限られている。上・中流域はクロンダイクをはじめ,金などの鉱産資源に恵まれる。下流の蛇行はみごとで,北極圏航空路からも見ることができる。19世紀末のアラスカやクロンダイクのゴールドラッシュのときには重要な交通路であった。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ユーコン川」の意味・わかりやすい解説

ユーコン川
ゆーこんがわ
Yukon

北アメリカの大河の一つで、アラスカ第一の川。カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州、ロッキー山脈北西のカシアー山脈に源を発し、北西に流れ、ユーコン・テリトリーを経てアメリカ合衆国アラスカ州に入り、フォート・ユーコンで南西に向きを変え、ベーリング海のノートン湾に注ぐ。全長3680キロメートル、流域面積約90万平方キロメートル。河口部には大デルタが発達する。河口から約2000キロメートルのアラスカ州内は船舶航行が可能で、小船はさらに上流のカナダ、ユーコン・テリトリー内のドーソンやホワイトホースまで航行できるが、冬季10月~6月は結氷するため航行できない。下流部は1836年、上流部は1843年に初めて探検された。1897~1898年のクロンダイクにおけるゴールド・ラッシュでは、ドーソンの金鉱地区への主要交通路であった。

[大竹一彦]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ユーコン川」の意味・わかりやすい解説

ユーコン川
ユーコンがわ
Yukon River

アメリカ合衆国,アラスカ州中央部を西流する川。全長 3185km。アラスカ州内の部分は航行可能。カナダのユーコン准州とブリティシュコロンビア州の北西部にある一群の湖に源を発し,アラスカを西流し,ノートン湾の南岸でベーリング海に注ぐ。下流部は,19世紀前半にロシア人により探検された。ハドソン湾会社の R.キャンベルは 1840年に支流ペリー川を発見した。全流域の探検は,19世紀末になってやっと達成された。

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