コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ニッポニテス ニッポニテス Nipponites

4件 の用語解説(ニッポニテスの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ニッポニテス
ニッポニテス
Nipponites

軟体動物門頭足綱菊石 (アンモナイト) 亜綱の異常巻きアンモナイトの一属。成長初期の2~3巻きは巻きのほどけた螺旋巻きであるが,その後それを取巻くいろいろな方向でUターンを繰返す。白亜紀後期のチューロニアン期からコニアシアン期に生存した。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

ニッポニテス

白亜紀後期に生存したアンモナイトの一属。化石は樺太(サハリン)〜北海道から出土。平巻きの一般的なアンモナイトと異なり,一見オオヘビガイに似た複雑な巻き方で知られ,〈異常巻きアンモナイト〉の代表的なもの。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

ニッポニテス【Nipponites】

日本に産する白亜紀後期の著名な異常巻きアンモナイトの1属。最初の2~3巻きでは螺環(らかん)の巻きがほどけた立体らせん的に巻くが,その後中心部を取り巻き,いろいろな方向で立体的にUターンするという珍奇な巻き方を示す。最初に北海道天塩地方で発見され,当時東大大学院在学中の矢部長克が1904年に他のアンモナイトとともに記載した。N.mirabilisとして記載されたものは1標本に基づいていたので,外国では奇形でないかとも考えられたが,後に北海道,サハリン,カムチャツカから多数発見されて否定された。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ニッポニテス
にっぽにてす
[学]Nipponites

軟体動物門頭足綱アンモノイド(アンモナイト)類の一属。1904年(明治37)矢部長克(やべひさかつ)により、北海道の上部白亜系から記載された。いわゆる異常巻きアンモナイト類に属し、分類学上アンキロセラス亜目のノストセラス科に含められる。現在まで4種が記載されているが、いずれもヘビがとぐろを巻いたような特異な形態の殻をもつ。
 当初、奇形と考えた学者もいたが、どの個体も殻が球面上で周期的にUターンを繰り返しながら成長することや、ほかの殻の形質は正常巻きの類と共通なので、奇形説は否定されている。コンピュータを駆使した理論形態学的研究から、ニッポニテスは水平面と殻の成長方向のなす角度を一定の範囲内で規則的に切り替えることによって、水中での生息姿勢を調節しながら特異な形態の殻を形づくったことがわかった。北海道、サハリン、カムチャツカ、北米太平洋岸、マダガスカルのやや沖合いの海に堆積(たいせき)した上部白亜系から産する。[棚部一成]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ニッポニテスの関連キーワードイクチオルニスオニキオプシス巻上げ和泉石先綾白亜系トラファイト佐川造山運動白亜紀海進濃飛流紋岩類

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone