ニテロイ(英語表記)Niterói

デジタル大辞泉 「ニテロイ」の意味・読み・例文・類語

ニテロイ(Niterói)

ブラジル南東部リオデジャネイロ州都市大西洋支湾であるグアナバラ湾を挟んでリオデジャネイロと相対する衛星都市の一。全長約14キロメートルリオニテロイ橋で結ばれる。海軍基地が置かれ、漁業が盛ん。オスカー=ニーマイヤーが設計したニテロイ現代美術館がある。

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改訂新版 世界大百科事典 「ニテロイ」の意味・わかりやすい解説

ニテロイ
Niterói

ブラジル南東部,リオ・デ・ジャネイロ州の都市。グアナバラ湾を隔てて州都リオ・デ・ジャネイロ市を望む。人口47万6669(2005)。1671年に建設された。リオ・ニテロイ橋の完成,旧グアナバラ州(現,リオ・デ・ジャネイロ市)のリオ州への編入と,それに伴うニテロイからリオ市への州都の移動により,リオ市に緊密に統合されつつある。教育施設にすぐれ,美しい海岸と町並みで知られる。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ニテロイ」の意味・わかりやすい解説

ニテロイ
にてろい
Niterói

ブラジル南東部、リオ・デ・ジャネイロ州の都市。グアナバラ湾の湾口にリオ・デ・ジャネイロ市と相対し、同市の住宅衛星都市役割も果たしている。人口45万9451(2000)。リオ市との間に渡し船が頻繁に通っているが、1974年にグアナバラ湾を横断する全長14キロメートルのニテロイ橋が完成し、両市の一体化が進んでいる。造船金属、食品加工などの工業が立地する。優れた海水浴場をもつ海浜保養地として知られ、ボア・ビアージェン教会などの名所・旧跡も少なくない。郊外にはオレンジの大産地がある。

[山本正三]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニテロイ」の意味・わかりやすい解説

ニテロイ
Niterói

ブラジル南東部,リオデジャネイロ州南部の都市。グアナバラ湾の湾口部東岸にあり,同湾をはさんで州都リオデジャネイロと相対する。 1671年建設。ペトロポリスへ州都が移っていた短期間 (1894~1903) を除き,1835年から 1975年まで州都であった。対岸のリオとはフェリーや橋で結ばれ,現在おもにその郊外住宅地となっており,リオデジャネイロ大都市圏の一部をなす。工業も発達し,同国の主要造船所があるほか,金属,食品,繊維などの諸工業が立地する。人口 41万 6123 (1991推計) 。

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百科事典マイペディア 「ニテロイ」の意味・わかりやすい解説

ニテロイ

ブラジル南東部,リオ・デ・ジャネイロ州の都市。グアナバラ湾をはさんで,リオ・デ・ジャネイロ市と対する。リオ・ニテロイ橋が両市をつなぎ,リオ市の住宅地区をなす。東部の海岸は著名な保養地。1671年創設。47万9384人(2009)。

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