コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ニルガイ ニルガイBoselaphus tragocamelus; nilgai; blue buck

3件 の用語解説(ニルガイの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ニルガイ
Boselaphus tragocamelus; nilgai; blue buck

偶蹄目ウシ科。体長 2m,肩高 1.2~1.5m。大型のアンテロープで頸が長く,またウマに似て肩が高い。雄は短い角をもつが,雌にはない。雌雄でやや体色が異なり,雄は茶色がかった黒色,雌は茶色。頸の部分にたてがみ状の毛房をもつ。森林あるいはまばらに木の生えた草原で生活し,ときどき農作物を荒すこともある。インド全域に分布する。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ニルガイ【nilgai】

インドとパキスタンにすむ大型のアンテロープ。偶蹄目ウシ科の哺乳類。草原にもすむがふつう森林に多く見られる。前半身がよく発達し,肩の位置が腰よりも高く,雄にのみ短い角がある。雌雄とも首にたてがみがあり,体色は,雄は暗褐色,雌は茶褐色。あごの下の頸部(けいぶ)に半月状の白斑がある。体長180~210cm,尾長46~54cm,体重は,最高270kg前後になる。20頭くらいまでの小さな群れをつくって昼間活動し,草木の葉,果実を食べる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ニルガイ
にるがい
nilgai
[学]Boselaphus tragocamelus

哺乳(ほにゅう)綱偶蹄(ぐうてい)目ウシ科の動物。アンテロープの一種。ウマカモシカともいう。インド半島に分布し、樹木の点在する丘陵地の草原や低木林のある平原に生息する。肩高1.3~1.4メートル、体重270キログラムほどに達する。角は雄だけにあり、長さ20~30センチメートル。体色は性や年齢によって異なり、雄の成獣は灰黒色、雌と若い雄は黄褐色である。通常、雄は単独、雌と子は4~10頭の小群で生活し、朝夕に木の葉や果実、草などを食べる。嗅覚(きゅうかく)と視覚が鋭く、敵を発見すると岩石地でもウマ並みに走る。交尾期は普通3~4月で、妊娠期間247日前後。11~12月に1産1~2子を産む。子は多くは2子で、寿命は15年ほどである。[今泉忠明]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内のニルガイの言及

【レイヨウ(羚羊)】より

…体は黄褐色のものが多く,ふつう目の間,頰,のど,前胸,ひづめの上方に白斑があり,胴に白色の横縞がある。森林ややぶにすむブッシュバックTragelaphus scriptus,体重の割りに身軽にジャンプするイランドT.(Taurotragus) oryx,インドの平原にすむニルガイBoselaphus tragocamelus,雄には角が4本もあるヨツヅノレイヨウTetracerus quadricornisなど3属11種がある。(2)ハーテビースト亜科Alcelaphinae 大型で尾が長く,先端に房毛(ふさげ)がある。…

【レイヨウ(羚羊)】より

…体は黄褐色のものが多く,ふつう目の間,頰,のど,前胸,ひづめの上方に白斑があり,胴に白色の横縞がある。森林ややぶにすむブッシュバックTragelaphus scriptus,体重の割りに身軽にジャンプするイランドT.(Taurotragus) oryx,インドの平原にすむニルガイBoselaphus tragocamelus,雄には角が4本もあるヨツヅノレイヨウTetracerus quadricornisなど3属11種がある。(2)ハーテビースト亜科Alcelaphinae 大型で尾が長く,先端に房毛(ふさげ)がある。…

※「ニルガイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

エンゲルの法則

家計の総消費支出に占める飲食費の割合 (エンゲル係数 Engel coefficientと呼ぶ) は,所得水準が高く,したがって総消費支出が大きいほど低下するというもの。エンゲル係数は国民の消費生活面...

続きを読む

コトバンク for iPhone