デジタル大辞泉
「ネス湖」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ネス‐こ【ネス湖】
- ( ネスはNess ) 英国、スコットランド北部の細長い湖。長さ約四〇キロメートル。最深部二三五メートル。北海と大西洋を結ぶカレドニア運河の一部となっている。怪獣ネッシーが住むといわれ、観光客が多い。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
ネス[湖]
Loch Ness
イギリス,スコットランド北部,ハイランド州(旧,インバネス州)南部にある淡水湖。長さ約36km,幅約1.6kmの細長い形をなし,最大水深230mでイギリス最大の貯水量をもつ湖。グレン・モアの地溝帯に位置し,氷食も受けたが現在は結氷しない。オイフ川などが流入し,ネス川からモレー湾へ流出してカレドニア運河の一部を構成している。湖岸の風景が美しく,また1933年以来,怪獣(ネッシー)伝説で有名となったため観光客が多く,ネス川河口のインバネスや湖南西端のフォート・オーガスタスが中心基地となっている。
執筆者:長谷川 孝治
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
ネス湖
ねすこ
Loch Ness
イギリス、スコットランド北部の湖。スコットランドの大断層線谷であるカレドニア地峡北東部に沿って、インバネス南西のロックエンドからフォート・オーガスタスに至る細長い湖で、北東―南西方向に約40キロメートルの長さを有する。断層線に沿って氷食が働いて形成されたもので、湖面高度16メートル、深さは最深部で235メートルにも達する。湖水はネス川によりインバネスの市街を通ってマリー湾へ排水される。カレドニア運河が、マリー湾―ネス湖―ロッヒー湖―リンネ峡湾を結び、北海と大西洋をつなぐ航路となっている。
首の長い怪獣ネッシーが住むというが、氷河時代に完全に氷床の下になり激しい氷食を受けた湖底に、古い時代の残存動物がいるとは信じがたい。怪獣論議に加え、山あいに静かに横たわる湖は、スコットランド観光の一中心地となっている。
[小池一之]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ネス湖
ネスこ
Loch Ness
イギリス,スコットランド北部,ハイランド中部東寄りにある湖。グレンモアと呼ばれる断層谷の北部を占める氷食湖で,行政府所在地インバーネスの南西に北東-南西方向に細長く延びる。長さ約 36km,最大水深 240mの淡水湖で,貯水量ではイギリス最大。国内で最も美しい湖として,また湖底に怪物が生息するという風説で有名。その怪物はスナップ写真,映画などで記録が数多く残されているが,いずれも存在を確認するには十分でない。恐竜類のうちの魚竜に近いものではないかとの説もあり,ネッシーという愛称も与えられている。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
ネスこ【ネス湖】
イギリスのスコットランド北部のハイランド地方、インバネス(Inverness)の南西約10kmにある、同国最大級の淡水湖。◇「ロッホネス」(Loch Ness)とも呼ばれる。長さ40km、幅2kmの細長い湖で、最大深度は235m。UMA(未確認動物)のネッシーの目撃場所として有名な湖で、同湖畔のネス湖最大の観光拠点ドラムナドロヒト(Drumnadrochit)にあるネス湖エキシビジョンセンター(ロッホネスエキシビジョンセンター)では、ネス湖とネッシーに関する解説や映像資料などを見ることができる。ドラムナドロヒトはネス湖クルーズの出発点となっている。
出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報