ネパール地震(読み)ねぱーるじしん

知恵蔵miniの解説

ネパール地震

ネパール中部を震源とし2015年4月25日午前11時56分頃(現地時間)に発生したマグニチュード7.8の地震。27日夜までの各国情報によると、ネパールでは死亡者3904人、負傷者7180人であり、他にインドで72人、中国チベット自治区で20人、バングラデシュで5人が死亡している。また、1000人以上の登山者が訪れていたエベレスト周辺で雪崩が起きており、ベースキャンプ付近では17人以上の遺体が収容され、日本人では男性1人の死亡が確認されている。

(2015-4-28)

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知恵蔵の解説

ネパール地震

2015年4月25日午前11時56分(日本時間午後3時11分)ごろ、ネパール中部でマグニチュード7.8の地震が発生。インドや中国など周辺国を合わせ、8700人以上が死亡した(15年5月末時点)。行方不明者も多数いるとみられ、犠牲者は更に増える可能性がある。
米地質調査所(USGS)によると、震源は首都カトマンズ北西約80キロ付近、震源の深さは約15キロ。北海道大学のチームの推計では、カトマンズ周辺の揺れは、震度6弱から5弱相当だった。ネパール国内では約29万棟の住宅や約6000棟の学校が倒壊し、カトマンズ近郊の歴史的建造物の約75%が破損したとされる。世界遺産の90%が損壊・壊滅したとの情報もある。現地は、れんが積みの揺れに弱い構造の建物が多く、地震の揺れで倒壊して多数の人的被害につながったとみられる。また、エベレストでは、登山者らのベースキャンプで地震の影響とみられる雪崩が発生し、日本人1人を含む多くの死者・行方不明者を出した。余震と見られる地震も相次ぎ、5月12日にはネパール東部でマグニチュード7.3の地震が起きている。
地震の発生直後から、隣国のインドや中国を始めとする国際的な支援の輪が広がった。日本からも、政府の国際緊急援助隊やNGOなどが現地入りし、救助や医療支援などを行った。
ネパール周辺は、インド・オーストラリアプレートがユーラシアプレートの下に沈み込んでひずみがたまり、地震が起きやすい。1934年にはマグニチュード8を超える地震で約1万人、88年には同6.6の地震で約1000人以上の死者を出している。

(原田英美 ライター/2015年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ネパール地震

2015年4月25日、首都カトマンズの北西約80キロを震源に発生した地震で、気象庁によるとマグニチュード7・9。周辺国も合わせ8千人以上が死亡、40万棟以上の家屋が被害を受けた。

(2017-07-29 朝日新聞 朝刊 高知全県・1地方)

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