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ノブキ(野蕗) ノブキAdenocaulon himalaicum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ノブキ(野蕗)
ノブキ
Adenocaulon himalaicum

キク科の多年草。東アジアの暖帯温帯に広く分布する。日本全域の山地の木陰や谷間などのやや湿ったところに生える。根茎は短く横にはい,多数のひげ根を出す。茎は高さ 60~100cmとなり,上部で分枝する。葉は三角状腎臓形でフキに似ている。長い葉柄に翼があり,また葉の裏面には白色綿毛が密生する。夏から秋に,枝先に白色の小さい頭状花をつける。頭状花の周辺の管状花雌性で結実し,内部の管状花は雄性または両性で結実しない。痩果は緑色の棍棒状で,上半に粘る毛が密生し,他物によく付着して散布される。

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世界大百科事典 第2版の解説

ノブキ【ノブキ(野蕗) Adenocaulon himalaicum Edgew.】

山地の木陰や湿った谷間に生えるキク科の多年草(イラスト)。地下茎はよく発達する。茎は直立し,高さ60~100cm,茎の下部に集中する葉は三角状心形でフキの葉に似ているが,柄に翼があり,裏面に白綿毛が密にある。花期は8~10月。頭花には縁に7~11個の雌花があり,内に7~18個の両性花がある。いずれも花冠は長さ1.5~2mmと小さい。雌花は実るが,両性花は実らない。瘦果(そうか)は狭倒卵状で,長さ6~7mm,上半部分に多数の有柄の腺体があるが,冠毛はない。

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