ノルデンショルド(その他表記)Nordenskiold, Adolf Erik, Baron

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノルデンショルド」の意味・わかりやすい解説

ノルデンショルド
Nordenskiold, Adolf Erik, Baron

[生]1832.11.18. フィンランドヘルシンキ
[没]1901.8.12. スウェーデン,ダルビエ
スウェーデンの地質学者,鉱物学者,北極探検家フルネーム Nils Adolf Erik, Baron Nordenskiold。ヘルシンキ大学卒業。1858年スウェーデン国立博物館鉱物部門主事。4回にわたるスバールバル諸島スピッツベルゲン島探検に参加,ノースイーストランドの海氷横断,グリーンランド東南海岸の大海氷を初めて突破。1878年北緯 81°42′のチェリュスキン岬に到達し,翌 1879年アラスカに達して,初めて北東航路走破に成功した。スウェーデン・アカデミー会員。(→北極探検

ノルデンショルド
Nordenskiöld, (Nils) Erland (Herbert)

[生]1877.7.19. ストローム
[没]1932.7.5. ストックホルム
スウェーデンの民族学者。 A. E.ノルデンショルドの子。ラテンアメリカ研究の先駆者として活躍した。若い頃から探検に興味をいだき,1899年に南アメリカのフエゴ島パタゴニアの現地調査を行い,1904~05年にペルーボリビアで考古学的調査を行なった。 06年からストックホルムの国立博物館とエーテボリの博物館で民族学の研究を続け,24年エーテボリ大学の教授就任,民族学を講じた。主著に"Comparative Ethnographical Studies" (10巻,1918~38) がある。

ノルデンショルド
Nordenskiöld, (Nils) Otto (Gustaf)

[生]1869.12.6. スモーランド
[没]1928.6.2. エーテボリ
スウェーデンの探検家,地質学者。ウプサラ大学,のちにエーテボリ大学教授。 A. E.ノルデンショルドの甥。パタゴニア (1895~97) ,アラスカ (98) ,南極 (1901~03) などを探検,調査した。

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