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ノルマン様式 ノルマンヨウシキ

世界大百科事典 第2版の解説

ノルマンようしき【ノルマン様式 Norman style】

11世紀にフランスのノルマンディー地方で確立され,ノルマン人のイングランド征服(ノルマン・コンクエスト)以後はノルマン朝イングランド全体に統一的にみられたロマネスク美術の一様式。カロリング朝キリスト教的伝統とノルマンの北方的伝統とを源とする同様式は,ノルマンディー公国の国家建設とベネディクト会修道院改革運動を背景に,教会堂建築に最も典型的に表れている。ノルマンディーに豊富に産出する良質の截石の組積みによって,厳格純粋な線と壮大かつ律動的な空間が生み出された。

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大辞林 第三版の解説

ノルマンようしき【ノルマン様式】

ノルマン人の影響による美術様式。特に、イギリス-ロマネスクの建築様式。一一世紀にノルマンディー地方で始まり、ノルマンディー公ウィリアムの征服後イギリスに伝わり、さらに発展した。代表例はダーラム大聖堂。

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家とインテリアの用語がわかる辞典の解説

ノルマンようしき【ノルマン様式】

11~12世紀のイギリスロマネスク様式。ノルマン朝イングランドの教会堂建築に顕著で、グロスター大聖堂がその典型。

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世界大百科事典内のノルマン様式の言及

【イギリス美術】より

…窓が少なく,外壁に細い筋のような壁柱を用いただけの素朴な〈アングロ・サクソン様式〉は6~11世紀に行われたが,その後1066年のノルマンディー公ウィリアムによるイングランド征服がイギリス建築に新時代を導入した。すなわち,半円アーチや厚い壁を特色とする重厚な〈ノルマン様式〉が確立され,11世紀末から12世紀中ごろにかけて主流となった。ただしこれは,実際には,フランスのロマネスク様式を移入したものであった。…

【カン】より

…【小野 有五】
[美術]
 カンはノルマン公国諸公のもとで,とりわけ11世紀,ウィリアム1世(征服王)の時代に発展をみた。征服王の創建になる男子修道院付属サンテティエンヌ教会(1077)と,それと対をなす王妃マティルダの創建になる女子修道院付属ラ・トリニテ教会(1066)は,共にカン産出の豊富な石材を使用したノルマン様式ロマネスク建築の代表例。幸い第2次大戦末期の大爆撃の破壊を免れた。…

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