デジタル大辞泉 「ノースダコタ州」の意味・読み・例文・類語 ノース‐ダコタ(North Dakota) 米国中北部の州。州都ビスマーク。大農業地帯で、小麦などを産出。鉱物資源も豊富。→アメリカ合衆国[補説] 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノースダコタ州」の意味・わかりやすい解説 ノースダコタ〔州〕ノースダコタNorth Dakota アメリカ合衆国中北部に位置する州。カナダに接する。州都はビスマーク。ダコタという地名は先住民族インディアンのスー語で「同盟者」の意に由来。地形は平らで,砂岩,頁岩よりなり,東部の中央低地,西部のグレートプレーンズ,ミズーリ高原に分かれる。気候は極端な大陸性気候で,冬は長く寒く,夏は短く暑い。平均気温 1月-12℃,7月 21.4℃,年降水量約 400mm。西は半乾燥地帯で干魃が起こりやすいが,東半は氷河の堆積物に覆われたプレーリーの平原である。1738年頃フランス人により探検され,1803年合衆国領になる。1889年ノースダコタ州,サウスダコタ州が成立。1870~80年代のノーザン・パシフィック鉄道の建設時にはスカンジナビア,ドイツ,ロシアから多数の鉄道労働者や農場労働者が移住した。農業が主で,機械化大農法によるコムギの生産のほかアマ,オオムギ,ライムギ,アルファルファ,テンサイ,ジャガイモを産する。冷凉な気候への順応が,州経済の発達の歴史で,1920年からようやく寒冷地の農業が定着した。製粉,牧牛,牧羊の飼育,乳製品や農産物加工のほか,農業機械,電気器具,煉瓦,タイル製造も行なわれる。マイノット,グランドフォークスに基地があり,アメリカ空軍の重要拠点となっている。面積 18万3107km2。人口 67万2591(2010)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by