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ハンゴンソウ

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百科事典マイペディアの解説

ハンゴンソウ

キク科の多年草。本州中部〜北海道東アジアの温〜寒帯に分布し,山地の湿草原や林縁にはえる。茎は直立し,高さ1〜2m。葉は羽状に裂け,やや掌状を呈する。7〜9月,茎頂に大型の散房花序をつけ,舌状花と筒状花からなる,黄色で径約2cmの頭花を開く。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハンゴンソウ
はんごんそう / 反魂草
[学]Senecio cannabifolius Less.

キク科の多年草。茎は直立し、高さ2メートルに達する。茎葉は柄があって互生し、1、2対、羽状に深裂する。7~9月、茎頂に大形の散房状花序をつくり、径約2センチメートルの黄色の頭花を多数つける。頭花は舌状花が5~7個と、多数の管状花からなる。高原や深山の湿った草地に生え、中部地方以北の本州、北海道、および朝鮮半島、中国、シベリア東部、樺太(からふと)(サハリン)、カムチャツカ、アリューシャンに分布する。若い茎はフキのような風味があり、食用となる。近縁種キオンは、葉は長楕円(ちょうだえん)形である。[小山博滋]

文化史

反魂とは死者の魂を呼び返す意味。江戸時代は薬として栽培されたらしく、『広益地錦抄(こうえきちきんしょう)』(1719)では反魂草を「はんこうそう」と読ませ、薬草の部で扱った。樺太(からふと)(サハリン)のアイヌは、焼いてその灰を湿疹(しっしん)の治療に使い、根を煎(せん)じて、性病や関節炎の患部を洗った。北海道のアイヌはオオウバユリの鱗茎(りんけい)をつぶしてどろどろにした中にハンゴンソウの葉を入れ、粘りをとったという(知里真志保(ちりましほ)著『分類アイヌ語辞典』植物篇(へん)より)。[湯浅浩史]

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世界大百科事典内のハンゴンソウの言及

【サワギク(沢菊)】より

…開花直径は3.5~5cmで美しい。 ハンゴンソウS.cannabifolius Less.(イラスト)は東アジアの北部に分布し,本州以北の山地の湿地草原や林縁に生える多年草。茎は直立し,高さ1~2m。…

※「ハンゴンソウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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