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バージニア・ウルフなんかこわくない バージニア・ウルフなんかこわくないWho's Afraid of Virginia Woolf?

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バージニア・ウルフなんかこわくない
Who's Afraid of Virginia Woolf?

アメリカの戯曲。3幕。 E.オールビー作。 1962年ニューヨーク初演。各幕にはそれぞれ「戯れ」「ワルプルギスの夜祭り」「悪魔払い」というタイトルがつけられている。大学の教授夫妻の生活を通して,家庭の危機を描いた作品。 62~63年度ニューヨーク劇評家賞を受賞。 66年映画化された。

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デジタル大辞泉プラスの解説

バージニア・ウルフなんかこわくない

1962年初演のエドワード・オールビーによる戯曲。原題《Who's Afraid of Virginia Woolf?》。1963年に第17回トニー賞(演劇作品賞)を受賞。1966年にエリザベス・テイラー主演で映画化された。

バージニア・ウルフなんかこわくない

1966年製作のアメリカ映画。原題《Who's Afraid of Virginia Woolf?》。エドワード・オールビーの同名戯曲の映画化。監督:マイク・ニコルズ、出演:エリザベス・テイラー、リチャード・バートン、ジョージ・シーガル、サンディ・デニスほか。第39回米国アカデミー賞作品賞ノミネート。同主演女優賞(エリザベス・テイラー)、助演女優賞(サンディ・デニス)、美術賞(白黒)、撮影賞(同)、衣裳デザイン賞(同)受賞。第20回英国アカデミー賞作品賞受賞。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バージニア・ウルフなんかこわくない
ばーじにあうるふなんかこわくない
Who's Afraid of Virginia Woolf?

アメリカの劇作家E・オールビーの三幕戯曲。1962年初演。小さな大学町の教師と総長の娘という中年夫婦の子供のない家庭。父の跡を継ぐ出世を期待して結婚した夫のふがいなさに挫折(ざせつ)感を抱く妻と、妻の価値観に背を向けた夫は、孤独をなすり傷つけあっている。劇は、自宅に新任教師夫妻を迎えた真夜中のできごと。前途有望な若い2人に刺激された主人夫婦は、自分たちのサド的、マゾ的心理合戦に客も巻き込む。劇が進むにつれて、社会的地位も教養も見栄(みえ)も捨てた二組のインテリ夫婦が、偽善的愛、性生活ほか家族の絆(きずな)の秘密を粗野なことばで明るみにさらしていく。最後の場面でしらじらとした空虚な夜明けが、不毛な家庭の状況を苦々しく照らし出すこの作品は、いわば現代生活の寓話(ぐうわ)である。
 作劇上はリアリズムを踏襲しているが、主題を容赦なく追究する描写の衝撃力によって、1960年代アメリカ演劇のもっとも先鋭的な代表作となった。1966年には、ブロードウェーの舞台を演出したマイク・ニコルズ監督により映画化されている。[楠原偕子]
『『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』(鳴海四郎訳『エドワード・オールビー全集1』所収・1969・早川書房)』

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